Art of life
今朝3時過ぎ、北海道で大変大きな地震がありました。
私には平取町にお客さまがいます。
ご無事を祈るばかりです。
近畿では、一昨日大型台風がありましたね。
家のベランダからみる景色の中に、目を疑うようなものが沢山ありました。
木の枝葉やゴミが空中を舞い、付近の駐車場の塗炭屋根が剥がれて地面を打ち付け、電線からは火花が散り、火災も発生していました。
そして自宅付近で大きなトラックが横転しました。
台風の最中、呆然と景色を見ていることなど生まれて初めての経験です。
停電が続いた家もたくさんあります。今もなお、停電してる家があるといいます。
今年は特に、災害を身近に感じます。
災害という『リスク』は常、私達の側に存在するという意識を持たなければなりませんね。
『命』を守るために必要なもの。
それは想いではなく、『技術』です。
まさに、"Art of life"が必要だとおもいます。
リスクは "control" と "finance" に別れます。control(コントロール)は、最悪の状況を免れるための【回避】、finance(ファイナンス)は、最悪な状況からお金や保険によって普通の状態に【回復】させることです。
この2つを『リスクマネジメント』といいます。
技術の集大成です。
リスクはしっかり学んでいくこと。これからの人間に最も必要になると思います。
融資に魂を込めろ。
9月3日放送の【プロフェッショナル 仕事の流儀】を見ました。
広島信用組合の理事長である山本明弘さんが出演。72歳とは思えないエネルギッシュな方。
出社はなんとAM5:00。各支店長の日報を入念に読み込むと、その後は自身で生み出された日課の体操。6:40には融資実行をするか否かを決定する役員審査に入ります。
山本さんは時間のある限り、お客さんの会社にアポイントを取らずに出向きます。アポを取らないのは、普段のままの会社の状態や、従業員がイキイキ働けているかを見るためです。
信用組合の融資先は、従業員300人以下の地元中小企業に限られています。その融資を決定する大きなポイントとして、その会社が『真面目に愚直に仕事に取り組んでいるか』という点にあります。
だから現場に出向き、金を追うな!人を追え!と言い聞かせているのです。
また、返済が滞ってしまった企業があれば、真っ先に出向くと言います。そして、お金を返せ!ではなく、『お客さんが気落ちしていないか?』『いち早く正常に働けるよう何かできないか?』という問題解決に徹するのです。
金融機関は、『最後の砦として、守る』為に存在しなければならないと山本さんは言います。
若い頃は業績を上げることで精一杯だったそうです。そうなれば、お客さんを見る余裕など見えるはずがない。そう気づいた時、企業との向き合い方を変えたそうです。
相談がなくでも会いにいく。
融資の数じゃなく、お茶を飲む回数を数える。
そうする姿勢によって、徐々にお客さんの悩み、相談が増え、この会社に今必要な融資が理解出来てきたと言います。
そして、融資は『貸してやるではなく、使って頂く。』という強い信念が芽生えたのです。
また、融資実行の際に、この会社のことだけを考えるな、この会社が地域にとってどれくらい必要であるか、そこまで考えろと若い支店長に叱咤するシーンがありました。
表面的で上っ面なことで支援するのはつまらんよ。支援するなら本腰入れて支援する。
『融資に魂を入れよ!』と。
融資によって、お客さんが『よし!頑張ろう!』と意欲が沸くものになる支援。まさに魂の支援です。
最後に、プロフェッショナルとはと聞かれ、山本さんはこう答えています。
『プロと言うのは、普通のことを普通に、当たり前のことを当たり前に、そして、継続・集中・徹底すること。それがプロだ。』
私の仕事もそうですが、誰もがこのような生き方、働き方が大いに参考になると思います。
本当にお客さんの力となるために、私も研鑽していこう!面白がって挑戦していこう!と熱が入った次第です。
8歳の娘とセミナーへ
午前中は次女のスイミングに、そして午後からは月1度行われている、JR西日本あんしん社会財団主催の『いのちのセミナー』に、8歳の娘を連れて参加してきました。
娘とセミナーに参加するのは、人生で初めてのこと。当然、娘もセミナーは初参加です。
家を出るときから『ドキドキとワクワクがとまらない!』と高揚した気持ちを抑えられない様子で、セミナー用に購入したノートを手に、電車を待っているときから気持ちや状況をメモするという様子でした。
セミナーは立命館大学の大阪いばらきキャンパスで行われました。とても立派で素晴らしい建物が、高揚している娘に追い討ちをかけるような興奮材料となりました。
会場は、600席を埋め尽くす程の盛り上がりでした。
それもそうです。今回のスピーカーは、宇宙飛行士である山崎直子さんだったからです。
山崎さんは、2010年にスペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗され、宇宙に行きました。
驚いたのは、宇宙に行くまで11年間の訓練期間があったことです。
さまざまな訓練をし、宇宙ステーションのサポート業務をこなし、11年の歳月を経て宇宙に行くのですから、これはすごいです。
宇宙に行って驚かれたのは、地球から上空へ向かって出発したはずなのに、宇宙に出て初めてみた地球は、窓の頭上から見えたことだと言われました。
宇宙には、上下の概念がないということをまじまじと感じたと言います。
無重力で1ヶ月過ごし、無事地球に帰ってこられたとき、窓から見えた緑の芝生をみたとき、日常のごくごく普通の景色が一番美しいと感じたそうです。
実は宇宙に行って、一番の気付きはそこだとおっしゃっていました。
感謝の反対は当たり前。
当たり前にあるものこそ、本当に有難い、感謝そのものであるということを、私もあらためて考えさせられました。
最後に、山崎さんが大好きな言葉を紹介されていました。それは、【wonderful(素晴らしい)】という言葉です。
wonderは未知なもの。
fulはたくさん。
未知でわからないものがまだまだたくさんある。だから素晴らしい。
未知なる世界を一つ一つ拡げていくことで、新しいものを知っていける。
娘は終始ノートにメモをとり、初のセミナーをとても楽しんでおりました。
娘にとっては、本当に佳い経験となるセミナーでありました。
次女の体験スイミング
今年4歳になった次女が、長女の通うスイミングスクールに四日間のみ体験で通っています。
今日は仕事を休んで、午前中は次女のスイミングを見学して参りました。
体験には6人程参加をしていますが、ほとんどが年長か小学1年生で、わが娘は小さな体でよたよた歩きながら、水に浮いたり、顔をつけたりばた足をしたりして、楽しんでおりました。
長女は、どちらかというと先生のいう事をしっかり聞いて、真面目に言われたことをこなしていくタイプですが、次女は注意散漫で、どちらかというと周りを見てはその場を楽しむというような感じで、姉妹といえどやはり性格が違うものかと楽しませてもらいました。
体験は四日間連続で行われるようで、今日が三日目。
明日が最後になりますが、今後続けるか、またもう少し大きくなってから始めるのかは、彼女に委ねてみてもよいかなぁと思います。
一生懸命な姿、可愛らしい姿を有難う。
風
今日は秋を感じるような気持ちのよい風を感じます。
普段、エアコンに慣れていたせいか、自然の風はこんなに心身を癒してくれるものなのですね。
読書などをして、今夜はゆっくりした時間を過ごします。
日本には、『風』がつく言葉が二千ほどあると、師匠に教えてもらいました。
日本人はほんとうに感性が豊かです。
あらためて、日本人に生まれてきたことを嬉しく思います。
カラオケbar
大阪でインバウンド事業をされている私のお客さまが、突如心斎橋でカラオケbarをオープンしたということで、昨夜行って参りました。
夜の心斎橋筋商店街を歩くのは何年かぶり。
景色は変わりませんが、歩く人がすっかり変わっていたことにびっくりしました。
ほとんど日本語が聞こえてこないのです。
まるで、自分が中国に来ているよいな感覚。
インバウンドで賑わうミナミを、肌で感じました。
さて、例のカラオケbarというと、こちらもなかなかの賑わいでありました。
お客さまとはいえ、一人でbarなど行くこともなく、当初かなりのアウェイ感がありました。
が、さすがはカラオケbar。お酒とカラオケ、そしてお店の雰囲気と、人と人を引き付ける力をもった私のお客さま。お店は一気に一つになりました。
カラオケbarに来られている方々もなかなか個性派で、大阪では有名な某飲食店の社長、◯◯電鉄の部長さん、ホストさん(笑)、中にはポプコーンから歌手になられた元プロミュージシャンまでいらっしゃいました。
元ミュージシャンだった女性が歌う、今井美樹さんのPiece of my wishや、高橋真梨子さんのfor youは凄いものがありました。
私はあまり、こういった賑やかな場所を好んで行くことはありませんが、こういった空気に触れるのも、脳が活性化されたようでたまにはよいものだなぁと思いました。
これからも時々は、覗かせていただこうと思います。
終戦記念日
1945年8月15日の終戦日からちょうど73年。
平成最後の戦没者追悼式が行われ、今の天皇皇后両陛下が最後になるであろうご挨拶をされました。
戦争体験者や戦争を知る方々が年々減っていく中、次世代への『継承』が大きな課題となっております。
我々世代こそ、真に歴史と向き合い、色んな人々と語り合い、二度とあのような戦争をしない、させないよう努めていかなければなりません。
平和とは、戦争を知らないことではなく、
戦争を学ぶことによって知っていくものだと
私は思います。
国家が国民を守れないで平和はありませんが、その国家を作るのは国民です。
我々一人一人が、無知から解放され学び、佳い知恵をもって未来を作っていくこと。
それこそが、我々日本人の大人の大きな役割であるでしょう。
病院ラジオ
今、NHKの番組【病院ラジオ】を観ています。
サンドウィッチマンの2人が病院に出向き、2日間限定のラジオ局を開設し、患者さんやその家族の思いを語ってもらうという企画番組。
大阪の国立循環器病院に入院されている方々が、病気になった経緯、心境などをお話されていますが、本当につらい物語がそこにはあります。
それでも、皆さんそのような物語を受け入れ、家族みんなで一歩一歩前へ進んでいく。絆、愛がたくさんあることを知り、感動しました。
まだまだ一人では歩けない小さな赤ちゃん、小学生低学年ぐらいの女の子、20代前半の男の子、74歳のお婆さん。
たくさんの方々が、鼻から酸素を入れたり、足を引きずりながら歩いたり、私たちの日常ではない日常がそこにはあるのですが、本当に皆さんの【生きる】という希望や、今ある命への感謝の気持ちをとても感じましたし、とても勇気付けられました。
私など、身体は本当に恵まれている。
それなのに、毎日愚痴を言ったり、時に偉そうになったりしています。
そんな自分が恥ずかしく思いました。
見直す、よい機会となるものを見せて頂きました。
最後に、サンドイッチマンが言われていました。
『病院って冷たい、辛いとこだと思っていた。けど、実は感謝とか、愛とか、本当は一番温かいものがあるんとこだとイメージが変わった。』
命、家族、大切な人への感謝のある場所。
病院とは、そういうところなのかもしれませんね。
73年が経ちました。
今日からちょうど73年前の8月6日8時15分。
広島上空から世界で初の原子爆弾(核兵器)がアメリカによって投下されました。
熱線で直径500メートルのものは一瞬のうちに消え去り、その直後の爆風で広範囲に渡りあらゆるものが吹き飛ばされ、放射能により街は廃墟。たった1発の爆弾により14万人以上もの人が死んでいったのです。
その中には、たくさんの子供達もいました。もちろん動物もたくさん死んでいきました。なんの罪もない人々や動物たち。
そして、なんとか生き延びた方々も、放射能による病気にずっと苦しみ、差別をうけてきた方々も多く存在しています。
我々は同じ日本人として、戦後に生まれました。
いうなれば、過去のこのような犠牲、ご苦労がたくさんあって、平和な時代に生まれてきたのです。
有難い命です。
同じ日本人として、先の大戦、そして歴史的事実にもっともっも関心をもち、二度と同じ過ちが起こらないよう、起こせないようにしていかなければなりません。
それこそが、我々世代が受け継ぐべき命のバトンだと思います。
今は夏休みです。
子や親御さん、家族で平和について話をしてみるのも佳いと思います。