心配と心配り
私の大好きな喜劇王、チャールズ・チャップリンは、沢山の名言を残して来ましたが、なかでもこの言葉は、私のさまざまな場面を支えてくれる言葉になっています。
『人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。』
私たちは、現状や未来に、さまざまな恐れを持って生きています。
言い換えると、『心配』でしょうか。
心配を辞書で調べてみると、こうあります。
“物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと。きがかり。”
また、同じ字を書いても、最後に『り』をつけると、『心配り』となります。同じ字を書くのに、意味は全く違ったものになります。意味は、
“あれこれと気をつかうこと。心づかい。配慮。”
とあります。もしかすると、ベクトル(矢印)の方向が自分に向いているか、または他人に向いているかの違いでは?と解釈できるのかもしれません。
心配は、自分にベクトルが向いてる。心配りは相手に向いている。
恐れなければ、そう、自分のことばかり心配するのではなく、相手への心配りに変えてしまえば、人生はもっともっと素晴らしいものになるのではないか?と思います。
先行き不透明な時代と言われますが、それはいつも言われてきたことです。
それより、今、ここをしっかり味わって生きていく。この事がほんとうに大切だと思います。