8歳の娘とセミナーへ
午前中は次女のスイミングに、そして午後からは月1度行われている、JR西日本あんしん社会財団主催の『いのちのセミナー』に、8歳の娘を連れて参加してきました。
娘とセミナーに参加するのは、人生で初めてのこと。当然、娘もセミナーは初参加です。
家を出るときから『ドキドキとワクワクがとまらない!』と高揚した気持ちを抑えられない様子で、セミナー用に購入したノートを手に、電車を待っているときから気持ちや状況をメモするという様子でした。
セミナーは立命館大学の大阪いばらきキャンパスで行われました。とても立派で素晴らしい建物が、高揚している娘に追い討ちをかけるような興奮材料となりました。
会場は、600席を埋め尽くす程の盛り上がりでした。
それもそうです。今回のスピーカーは、宇宙飛行士である山崎直子さんだったからです。
山崎さんは、2010年にスペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗され、宇宙に行きました。
驚いたのは、宇宙に行くまで11年間の訓練期間があったことです。
さまざまな訓練をし、宇宙ステーションのサポート業務をこなし、11年の歳月を経て宇宙に行くのですから、これはすごいです。
宇宙に行って驚かれたのは、地球から上空へ向かって出発したはずなのに、宇宙に出て初めてみた地球は、窓の頭上から見えたことだと言われました。
宇宙には、上下の概念がないということをまじまじと感じたと言います。
無重力で1ヶ月過ごし、無事地球に帰ってこられたとき、窓から見えた緑の芝生をみたとき、日常のごくごく普通の景色が一番美しいと感じたそうです。
実は宇宙に行って、一番の気付きはそこだとおっしゃっていました。
感謝の反対は当たり前。
当たり前にあるものこそ、本当に有難い、感謝そのものであるということを、私もあらためて考えさせられました。
最後に、山崎さんが大好きな言葉を紹介されていました。それは、【wonderful(素晴らしい)】という言葉です。
wonderは未知なもの。
fulはたくさん。
未知でわからないものがまだまだたくさんある。だから素晴らしい。
未知なる世界を一つ一つ拡げていくことで、新しいものを知っていける。
娘は終始ノートにメモをとり、初のセミナーをとても楽しんでおりました。
娘にとっては、本当に佳い経験となるセミナーでありました。