緒方洪庵
『緒方洪庵(おがた こうあん)』という人物をご存知でしょうか?
江戸末期に今の岡山で生まれた洪庵は、医者でありました。
蘭学を学び、当時普通の医学だった漢方ではなく、オランダ医学の蘭方医となり、西洋の医学を取り入れた、かなりの名医だったようです。
洪庵は1838年から大阪に移り、『適塾』なる私塾を開き、多くの武士、医師などを中心に、身分を問わずに蘭学を啓蒙したそうです。
適塾の塾生には、福沢諭吉や大村益次郎がいたというので、この塾の凄さが伺えます。
洪庵は、名を求めず利を求めず、患者に尽くした素晴らしい人物だったといいます。
世のためにつくした生き方は、本当に美しい。
見習うべき偉人だと思います。
今日、仕事の合間に行って参りましたが、当時の間取りを再現し、非常に見ごたえがありました。
2階には、塾生たちの大部屋がありましたが、真ん中に備え付けられた柱は、刀の傷跡が生々しく残っていました。
血気盛んな若い塾生たちの、若気の傷とでもいうのでしょうか。
ビジネス街のビルの中に、当時の雰囲気のまま残された適塾は、大阪が誇る文化遺産の一つであることは間違いありません。
良い時間を過ごさせていただきました。
家紋セミナー打ち合わせ
8月に開催する、家紋セミナーの第1回目の打ち合わせをして参りました。
対象が小学校の高学年。
当日ご縁を頂く子供たちに、家紋という知識だけではなく、何かしら残るような、少しでも、役に立てていけるような、そんな事が伝えられたらなぁと思います。
それまでに、家紋についてしっかり学習しておきます。
明日は少し余裕があるので、買い溜めた本を読もうと思います。
よく見る夢
私は寝ているとき、よく夢を見るほうなのですが、週に2、3回は父や母、祖父や祖母が現れてくれます。
そして夢の中では、父や母たちとよく会話をします。
ごく日常の会話が多いのですが、稀に、『今』の話をすることがあるのです。
私の父も母も、祖父祖母も、他界しています。
他界している状況で、今のことを会話をしている、そんなシーンがあるのです。
『あの世はどう?』と私が聞くと、母は、『ボチボチとやってるよー!』とか、
『体の具合はどう?』と聞くと、『だいぶとマシ。日によってはとても元気でいれているよ。』
など、こんな会話がごく自然に出来ているんです。
ただただ、私の想像だけかもしれませんが、もしかしたら、夢の中では、他界した家族が逢いに来てくれているのかもしれません。
こんな夢がいつまでも見続けられたらと願う、今日この頃です。
充実した1日
ゴールデンウィーク最終日の今日、目まぐるしく充実した1日となりました。
午前中は、久しぶりにソフトボールの試合でした。
天気もよく、朝から気温も高い中での試合は、よーく焼けました。
午後からは、お世話になっている工務店さんで、セミナーをさせて頂きました。
今回は、3つのLIFEの中の、くらしに重きをおいた内容を講師としてお話致しました。
セミナー後、一人の方が、近い将来に来るべき老後の、一つの不安を相談に来られました。
その方は、このセミナーで気付きを貰えたことと、いよいよ対策に向けて動こうという気持ちになったことで、明るい表情になられたのが印象的でした。
夕方からは、幼稚園から一緒である同級生への、結婚サプライズビデオ撮りを行いました。
取り仕切ってくれている友達の元、同級生や馴染み深いメンバーがあつまり、サプライズビデオを撮影しました。
こうやって、協力的な友人たちを持つ自分が、本当に恵まれているなぁと、改めて感じました。
仲間に感謝です。
非常に疲れましたが、公私ともに、充実感のある1日でした。
母の誕生日
5月5日は、母の誕生日です。
生きていれば、今年で73歳になります。
娘が率先して、『おばあちゃんに手紙を書こう』と、行ってくれました。
母へのメッセージと似顔絵を、家族4人がそれぞれ書いて、仏壇に添えました。
きっと喜んでくれていることだと思います。
優しい娘たちを、誇りに思います 。
福知山へ
5月4日は毎年、お義母さんの実家である福知山で過ごします。
今年も晴天の、素晴らしい天気に恵まれました。
福知山に向かう道中、舞鶴道から見える山々の木々が、きれいな緑色を魅せてくれて、運転を楽しませてくれました。
福知山の三段池公園で少し遊んだ後、実家に到着。
親戚一同が集い、バーベキューをしながらわいわいと、各々が言いたい事を言い、聞きたいことを聞く。
今年も、この独特で面白い時間を、充分に味わいました。
午後からは、妻と観音寺に参り、七観音巡りなどを楽しみました。
観音寺は、別名あじさい寺と呼ばれ、6月には約1万株のあじさいが鮮やかに咲き乱れるそうです。
是非一度、6月にも来てみたいものです。
娘たちも、たくさん遊んでもらったようで大満足。
世は無常であり、常ではありません。
だからこそ、この当たり前のように集まれることに感謝です。
5月4日をありがとう。
四天王寺の大古書祭
娘の優しい涙
本日、我が家に新しい車がやってきました。
買い換えたのであります。
中の空間も広くなって、子供たちも喜んでおりました。
ディーラーで引き渡しを終え、今までお世話になった車を背に、新車でディーラーを出るときです。
小学校2年生の長女が、一人泣いていたのです。
先程まで、あれだけ喜んでいた娘でしたが、
これで、本当にお別れなんだと実感したのでしょう。
そして、きっとひとりぽつんと残された寂しそうな姿を見て、車の立場、気持ちになってくれたのだと思います。
娘の優しい涙に、私も妻も、胸が暖かくなりました。
そして何より、今までお世話になった車も、きっと嬉かったと思います。
さようなら。
そして、ありがとう。
アウディちゃん。
娘がいつも、そう呼んでいました。
本当に、お疲れさまでした。
この4ヶ月で、読んだ本たち
2017年も4ヶ月が経ちました。
光陰矢のごとし。月日が経つのは、本当に早いものです。
この4ヶ月で読み終えた本を、ここに記そうと思います。
1.【後世への最大遺物 デンマルク国の話】内村 鑑三
2.【おしゃれと無縁に生きる】 村上 龍
3.【無趣味のすすめ】村上 龍
4.【都鄙問答】石田 梅岩
5.【確定拠出年金入門】井戸 美枝
6.【悩む力】姜 尚中
7.【続・悩む力】姜 尚中
8.【700番 第二巻 第三巻】ASKA
9.【天国のママから届いた最後の贈り物】マリー・ロール・ピカ
10.【大阪のおもてなしはここから始まった】牧 香代子
11.【それでも、日本は『戦争』を選んだ】加藤 陽子
12.【秘密結社Ladybirdと僕の6日間】喜多川 泰
あと、漫画で言えば、横山まさみち絵の【西郷隆盛】や、【坂本龍馬】など、幕末ものを読んでいました。
年間50冊を目標にしていますが、順調に遅れていますf(^_^;。
それでも、気づき大きい名著が多いです。
さてさて、ペースをあげて参ります。
これから必要な『老子の教え』
師匠と月1度の勉強会がありました。
毎月、お会いする度に、師匠と私の差がどんどん開いていくような、そんな感覚を覚えます。
師匠は、現代社会に必要なものは、【老子の教え】だと言われました。
今の時代を生きる私たちの課題は、山積みであります。
わが国の問題もそうですが、もっと身近なコミュニティが、急激な勢いで悪くなっています。
教育も、家庭も、職場もどうでしょう。
血の通った愛のある関係性は薄れ、専門性や、成功主義に偏った、知性的でドライな人間関係が蔓延っているように感じてなりません。
自己主張の上手くなった人が強く、優しくて真面目な人が追いやられていく、そんな気配すら感じます。
老子とは、戦国の最中に生まれ育ち、その中で勝つのではなく、負けない生き方、または自然の摂理、宇宙の摂理にしたがって生きることを説いた、超越の偉人だと知りました。
こんな時代だからこそ、無為自然の宇宙の法則=【TAO】の中で生きていることを知らなければいけないと思いました。
師匠はいいます。
孟子しかしらなければ、孟子だけの頭になる。
孔子しかしらなければ、孔子だけの頭になる。
あらゆるものの観方を、味方にする。
そのために学ぶのです、と。
老子をしっかり勉強して、どんな時代が来ても揺るぐことのない『TAO』の真意を持っていきたいと思います。