これから必要な『老子の教え』
師匠と月1度の勉強会がありました。
毎月、お会いする度に、師匠と私の差がどんどん開いていくような、そんな感覚を覚えます。
師匠は、現代社会に必要なものは、【老子の教え】だと言われました。
今の時代を生きる私たちの課題は、山積みであります。
わが国の問題もそうですが、もっと身近なコミュニティが、急激な勢いで悪くなっています。
教育も、家庭も、職場もどうでしょう。
血の通った愛のある関係性は薄れ、専門性や、成功主義に偏った、知性的でドライな人間関係が蔓延っているように感じてなりません。
自己主張の上手くなった人が強く、優しくて真面目な人が追いやられていく、そんな気配すら感じます。
老子とは、戦国の最中に生まれ育ち、その中で勝つのではなく、負けない生き方、または自然の摂理、宇宙の摂理にしたがって生きることを説いた、超越の偉人だと知りました。
こんな時代だからこそ、無為自然の宇宙の法則=【TAO】の中で生きていることを知らなければいけないと思いました。
師匠はいいます。
孟子しかしらなければ、孟子だけの頭になる。
孔子しかしらなければ、孔子だけの頭になる。
あらゆるものの観方を、味方にする。
そのために学ぶのです、と。
老子をしっかり勉強して、どんな時代が来ても揺るぐことのない『TAO』の真意を持っていきたいと思います。