dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

外国人観光客

日本に来る外国人観光客が、年間2,400万人に達する時代が来ました。

安倍総理は、外国人観光客の数を4,000万人にするという目標を掲げていますが、既に中国からの観光客で、年間4,000万人にのぼると近い将来予測されています。

日本人の人口は、少子高齢化により人口減に向かっていますが、日本国内にいる人口というものは、増え続けていくということになるでしょう。

となれば、ますます人手不足になりかねません。

また、外国人が国内に増えることで秩序や治安といったものも悪化する可能性があり、そこにカジノなど作れば、大阪もどうなるのかと考えさせられます。

今、大阪で観光客増加によりもっとも影響を受けているのは、難波でしょう。

関空から南海電車にのれば1本で着く利便性に、道頓堀の雰囲気。また、日本橋道具屋筋といった独創的な面白さも外国人の方々にとっては刺激的でしょう。

そうして少し足を運べば、黒門市場があり、新鮮で美味しい魚介類を味わえますから、事実そのようなツアーもあるようです。

難波周辺は、大勢の外国人(特に中国人)が溢れて活気があります。

そうなれば、商売のやり方もどんどん変わってくるでしょうし、海外観光客向けのサービスも増えてきます。

それは時代の流れですから、大いに商売繁盛頂きたいのですが、その中でも、日本の文化や伝統を忘れず、観光客に迎合するのではなく、しっかり日本を伝えていくような街作りを目指してほしいと思います。

時代に流されるのではなく、流れにのることを間違わずにと願います。

映画『パディントン』

長女と一緒に、映画『パディントン2』を観て参りました。

パディントンは師匠に教えて頂いた映画で、パディントン1はDVDを借りて家族で観ました。

パディントンというクマが主役のファミリー映画で、コメディもあり、感動的なドラマでもあり、とても面白い内容です。

何より、誰も傷つかないところがこの映画の良いところではないでしょうか。

また、パディントンは誰にでも正直で誠実な生き方をしています。その姿勢にある種のあこがれや希望を感じます。

子供も大人も家族で皆で楽しめ、心が暖かくなる素晴らしい映画でした。

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『遺言』

昨年、ご自宅まで行かせてもらい、貴重な戦争体験をお話下さいました、元海軍兵の瀧本邦慶さんが、本を出版されました。

タイトルは『遺言』。

戦争とは、親より先に子が死ぬこと。
国家はいざというとき、国民を守らないこと。
必ず下っぱが見殺しにされる等、

ご自身の壮絶な体験から生み出される強烈な言葉の力に、戦争は絶対にしてはならないという魂の願いを受け取る感覚が致します。

タイトルの『遺言』にも、相当の覚悟があることでしょう。

私も心を込めて、じっくり読ませて頂きます。

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一本の鉛筆

先日参加させて頂いた、大阪大空襲を経験された
秋山美代子さんの講演で、一曲の歌を紹介下さい
ました。

美空ひばりさんの『一本の鉛筆』という歌です。

この歌は、昭和49年8月9日の第一回広島平和音楽祭で、実行委員長の古賀政男さんプロデュースで書き下ろされたものです。美空ひばりさんの声や表現も素晴らしく、また歌詞にも非常に心うたれるものがありましたので、ここに歌詞を書いておきたいと思います。


一本の鉛筆

【作詞】松山善三 【作曲】佐藤 勝

あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい

一本の鉛筆があれば
私は あなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば
戦争はいやだと 私は書く

あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい

一枚のザラ紙があれば
私は子どもが欲しいと書く
一枚のザラ紙があれば
あなたを返してと 私は書く

一本の鉛筆があれば
八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば
人間のいのちと 私は書く



一本の鉛筆と一枚のザラ紙があれば、皆さんは何を書きますか。秋山さんは参加者にそう問いかけておられました。そんなシンプルな中にこそ、本当に大切な本質的なものがあるのだと思います。

一本の鉛筆と一枚の用紙を用意し、何を書きたい自分がいるのか、じっくり向き合うのも良いと思います。

戦争体験を聞き、改めて感じること。

本日、妻と一緒に『PTA会員と教職員の集い』という勉強会に参加してきました。

男女共同参画社会の実現を目指すという趣旨のもと、43年前から教員組合、PTA、教育委員会が後援し実行されてきたようです。

今回は3つの分科会に別れており、妻は『大人が知っておきたい性のお話』と題した、主に子供に対する性教育についての講義を受け、私は、『私の戦争体験』と題した、大阪大空襲を経験された秋山美代子さんの講演を選択いたしました。

秋山さんは12歳のとき、空襲を経験されますが、太平洋戦争の開戦当時からの記憶を紙芝居にまとめ、パワーポイントで見せてくれながら自身の体験をお話されました。

非常に分かりやすく、また、実際の体験をお話を頂けたので、まるで映像のように鮮明に伝わってきました。そのリアルさには、時代を遡って当時を見てきたような、そんな感情が涌き出る時間となりました。

警戒警報や空襲警報の音(空襲警報は6秒×10回)が耳から離れず、戦後何年経っても、工場などで鳴る12時のサイレンが空襲警報と重なり、何度も耳をふさいだといいます。

秋山さんはサイパン陥落の昭和19年から、奈良へ疎開したそうです。

奈良といってもお寺への疎開で、そこが学校の役割を果たします。

真田山小学校の5・6年生も同じお寺に疎開していたようですが、毎日のように先生の『◯◯君がいない!』という声が響きわたったそうです。

いなくなった子供は皆、お父さんお母さんが恋しくて脱走し、大阪に向かう線路をひたすら歩いているところで見つけられたといいます。

秋山さんも兄弟そろって、夜になると寂しさで泣いていたそうです。

そのお父さんお母さんに会えない寂しさと不安の気持ちがひしひしと伝わってきました。

また、昭和20年に入ると、上空をB29の大編隊が大阪に向かっていく姿を何度も見ることてなり、『仇をとってやる!』という思い半分、『大阪のみんなは大丈夫やろか』と不安半分の複雑な心境だったそうです。

疎開先から一時的に大阪に戻ったのが昭和20年8月13日。

上空を飛ぶB29から大量のビラがまかれました。そのビラには、『明日最後の空襲を行います』と書かれていました。

8月14日午後12時、日本はポツダム宣言を受諾。しかし、13時には日本各地で空襲が行われたのです。

なんとも非道な決断でありましょう。

8月14日、予告通り京橋に大空襲が行われました。秋山さんも空襲にあい、その日家は破壊されてしまいました。

壮絶な体験をされ、次の日に父と玉音放送を聞いたそうです。

バラバラになった家族がみんな揃ったのは、11月のことでした。

みんなが揃った喜びはつかの間。その後直ぐに、弟2人が食べるものがなく、栄養失調で亡くなられたのです。

食べるものがなく、指を2本ずっと吸っていた弟の姿を鮮明に覚えているといいます。

戦争が終わっても、苦しみはしばらく続いたのです。

日本は1946年11月3日に、新たな日本国憲法が公布。翌年5月3日に施行されました。憲法9条により戦後72年間、日本は戦争をしないで今日までくることが出来ました。

日本と同じように、この72年間戦争をしてこなかった国は、日本をあわせて世界でなんとたった6ヵ国しかないと秋山さんはいいます。

ほとんどの国が何らかの戦争や紛争をしているのです。

平和とは何なのでしょうか。戦争がこの世から無くなることはあるのでしょうか。

そうしてまた、日本の憲法改正が日に日に現実に向かっていくことも、非常に懸念すべきことであると思います。

秋山さんにはまた、個人的にお会いさせて頂き、私たち世代に是非語っていただく機会を設けたいと思いました。

平和とはなにか。平和を維持することはどうするべきか。我々世代は大真面目にこの責任と向き合わなければなりません。

本当に貴重なお話でありました。

39歳

昨日は無事に39歳の誕生日を迎えることが出来ました。

沢山の方々からおめでとうのメッセージを頂き、幸せな気持ちになりました。

家族からも、ケーキと、コーヒーカップ&ソーサーをプレゼントしてもらいました。コーヒーカップは色やデザインが素敵な陶器で、ソーサーに置くときに触れるゴリっとした音や感覚がとても気に入りました。

長女からは、手作りマッサージ券を、次女からお手紙を貰い、本当に有難い良い1日となりました。

ある友人から、誕生日はおめでとうと言うよりも、ありがとうが良い。だから、今日を迎えてくれてありがとうというメッセージを頂きました。

本当にそうだなと思います。

命を生んで下さった父母、そしてご先祖さんに感謝を込めて『有難う』を伝える日です。

39歳も、1日1日をしっかり味わって大事に過ごして参ります。

気持ちとは。

お客さまに誘われて、『心をつなぐ人になる』と題したセミナーに参加して参りました。

こういった自己啓発的な内容のセミナーは久々で、どういう気付きがあるのか、今の自分は何を思うのか、楽しみでありました。

6回シリーズで行われるらしく、1回目は、『気持ちを伝える』というテーマでありました。

講師の先生が、それでは、なぜここに来ようと思ったのか、その気持ちを書いてくださいと言われ、あるだけ書いてほしいとも言われましたので、思い当たるものを8つ程書いたのです。


・◯◯さんから誘われたから。
・時間が空いていたから。
・気持ちを伝えるというテーマが面白そうだから。
・気持ちを伝えるということは、実は非常に難しいものだと感じたから等々。


そしてその内容を発表致しますと、先生がおっしゃるのです。

『気持ちが書いてありませんね。』と。

いや、ここに書いたものは、ちゃんと気持ちを書いたつもりなのですが、どういうことですか?と聞き返しますと、

『実は皆さんが気持ちというもの書いたつもりになっているそれらは、状況、もしくは思考したものです。』と言われました。

私の書いたものでいいますと、状況は、誘われたからというのと、時間が空いていたという2点です。

そして、その他の気持ちと思っていたものは全て思考でありました。

思考と気持ちは一体何が違うのか。

それは、思考はその人の価値観であり、気持ちはその時沸き上がった感情そのものだと言われました。

気持ちは感情なので、嬉しいとか悲しい、腹が立つ、楽しい、辛いなどの喜怒哀楽をいうものであり、なぜそう思ったのかという理由が思考、すなわち価値観というものだと言うのです。

だから、普段から気持ちに素直になること、また気持ちを素直に伝えることは、相手の気持ちもくみ取ることが出来るようになり、コミュニケーションがもっと円滑になるのです。

それが、現代人は『価値観』を押し付けあうので、喧嘩になったり悩んだり、うまくコミュニケーションがとれずに人間関係に右往左往するのだと言われました。

これには非常に大きな気付きがありました。気持ちをダイレクトに出し、なぜならこうだからという理由をしっかり伝えられたら、受け取る方も、そうだったんだ、私はそれを聞いてこう思ったと素直な気持ちで接していくことが出来ます。

しかし、価値観はだれしも違うのに、その価値観を押し付けてしまっては、お互い平行線のままになってしまいます。

文章にするのは難しいのですが、気持ちを素直に感じたり、伝えたりするのは紛れもない事実であることを伝えることになるので、そこに価値観を押し付けるのではなく、私の気持ち、そしてそう思った思考=価値観を話すことが出来れば、価値観の押し付けあいは無くなっていく可能性が大きいのです。

このような取り組みは、一朝一夕では身に付きませんので、日々積み重ねていかなくてはなりませんね。

ゆっくりでも妻と共有し、家庭平和のためにやって参ります。

お金をかけない健康法

私がインフルエンザにかかり、その後次女が発症。看病を頑張ってくれた妻、元気だった長女までもがかかってしまい、この1週間は、我が家全員がインフルエンザという、へとへとの日々でありました。

感染力がほんとうに強いと、実感させられました。

完治後、師匠とお会いしました。

師匠は15年程、風邪もひかないぐらいの健康な身体をしていらっしゃいます。

元気にいられる秘訣を、2つ教わりました。

1つは、『鼻呼吸』です。

風邪をひきやすい人の多くは、鼻ではなく口から呼吸していることが多いといいます。

口から呼吸すると、菌やウイルスを直接体内に入れることになります。

そうして血液などに溶け込みますから、風邪など簡単に引きやすくなるということです。

一方、鼻から呼吸すれば、鼻の粘膜などが菌やウイルスを排除してくれるので、体内に入りにくく、風邪などにかかりにくなるのです。

2つめは、『よく噛んで食べる』ということです。

食べ物はよく噛み唾液を混ぜ合わせることで、消化もよく栄養もよく吸収できるのです。

そして、なにより胃腸に優しい。

そうすることで、肌艶も良くなり、快便になり、健康の佳い循環が生まれるという仕組みに繋がるのです。

早速、お風呂場では『鼻呼吸』の意識。ご飯は40回以上噛んで食べるを始めました。

鼻呼吸は、いずれ普段から自然に出来るようになればいいのですが。

師匠に教わったお金をかけない健康法を、家族でしっかり身に付けて参ります。

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」より

インフルエンザになり、改めて何もしない時間(正式には出来ない時間)を数日過ごすというのも、予定していた計画たちに悪いような、申し訳ないような後ろめたさを少なからず感じてしまいます。

しかし開き直って、たまにはゆっくりぼーっとしてみようと思い、久しぶりにテレビを長時間観ました。

たまたまお昼にやっていた番組、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の再放送を観たのですが、これが結構面白くて見入ってしまったのです。

内容は、路線バスのみだけを使って、あるスタート地点から目的地を目指すというとてもシンプルなものです。

ただし、インターネットなどは使えず、情報は地図、時刻表、案内所や地元の人から得ること。3泊4日以内にゴールといった時間制限があり、俳優の田中要次さん、作家の羽田圭介さんと、マドンナ的ゲストとして女性(女優など)を呼び、3人が力をあわせて挑んでいきます。

温泉や食事、絶景を楽しむような番組でもなく、道中のトークを盛り上げるために人気芸人などを入れるわけでもありません。

バラエティーさもグルメ感もないこの番組の、私が引き込まれた魅力とは一体何でしょうか。

それは、『便利さからの解放』だと考えました。

例えば、目的地がわかっているなら、現在ならGoogleを使えば一発で表示してくれるでしょう。

私もよく使うヤフー!の乗換案内アプリを使えば、バスの乗り継ぎまでこと細かく教えてくれます。

この便利さが当たり前になってしまった現代人の最大の危惧は、この便利さを失うということではないでしょうか。

そうなった時、何を頼りに、何を道しるべにしていくのでしょう。

その危機感や、便利さを失ったことで得られる必死さ、そして本来人間が持っている根底から涌き出てくる力のようなものを、この番組から感じるのです。

だから、観ている人を笑わそうとか、美味しい食べ物で魅了しようというものが全く要らないのだと思います。

そして、あらためて『便利』を使える環境に有り難さを思い、『便利』にはない人間の力の尊さを感じさせるのでしょう。


便利な世の中で、今のこの便利さを失ってしまうと、人はどうなるのでしょうか。

便利が当たり前ではなく、今、便利なものを持っているに過ぎないという意識改革が必要なのかもしれません。

私なりの番組解釈ですが、佳い気付きを頂きました。

インフルエンザ

人生初のインフルエンザにかかりました。

17日(水)の午後からしゃっくりが止まらず、なんだろうと思いながら次の日には発熱。一晩様子をみて翌朝熱は下がらずということで病院へ。

検査の結果、インフルエンザ(A型)と判明されました。

週末は仕事などの予定も詰まっており、残念至極の思いでキャンセルのお願いを致しました。

妻や子供たちにも心配をかけ、身体を早くよくしたいと思っても、寝て薬を飲んで、水分をとって安静にしてと、そんなことしか出来ないことが少々情けなく思います。

しかし、そんなに無理をしているつもりはなくても、身体は正直なのでしょうか。免疫力も低下していたのですね。

しっかり回復させて参ります。