dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

大阪万博やカジノ計画に思う。

2025年の大阪万博計画。

大阪に好景気を期待している人々も多いでしょう。

確かに、インフラ整備などは確実に行われるし、人材も大いに必要とされるでしょう。

しかしながら、あの1970年に開かれた大阪万博の熱気は生まれるのでしょうか。

私は非常に疑問を抱きます。


といいますのも、あの万博とは、高度経済成長期の真っ只中。

これから未来が変わる。もっももっと生活は良くなると、誰もが前に進んでいく事を実感していた時代背景がありました。

さて、今はといいますと、少子高齢化が進み、経済成長は限界まで達し、国の借金は膨張し続けています。

その中での万博。

ただただ経済発展を目的にするのではなく、今一度、何をテーマにし、具現化された目的を掲げてもらいたいと願います。

経済発展といえば、もう一つはカジノ計画です。

これもまた、あまり賛同できません。

カジノというギャンブル場で、本当に長期的な経済発展が出来るかどうか?

そして何より、環境の問題です。

これ以上増やす必要はあるのでしょうか。


大阪は大好きな街でありますが、経済発展に目が行き過ぎているよいに思います。

もっと環境や教育について、予算を使ってもらいたいと感じます。

政治も大切ですが、やはり、社会の末端に住む私たちが学び、これから社会を担う世代への教育を大事にしていくべきだと思う、今日この頃です。

リビングの書棚

ついに、今年の目標の一つでありました、『リビングに書棚を作る』が達成しました。

なんとも良い景色です。

好きな本を眺めながら食事をしたり、家族で話あったり、勉強や仕事をしたり。

もちろん、読書もリビングで思いっきり楽しめます。


また、本の帯は語っています。

家で過ごす時間の、殆どがリビングです。

そのリビングで、今の心境に合った本の帯が目に飛び込んだとき、その本を手にするでしょう。

すると、そこにはヒントが隠されているかもしれません。

大きな気づきを得られるかもしれません。これは、子供たちにも言えることです。

家族皆の文化資本になる書棚。
空いているスペースには、どんな本が入るのでしょう。楽しみです。

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駿府城

『絶景』の続きになりますが、日本平から次に向かったのは、駿府城公園。

大河ドラマ『おんな城主直虎』で旬なお城ですね。

天守台の跡地は、現在大規模な発掘調査中たでした。

ですから、お城の跡地という雰囲気は、少し消されておりました。

しかしながら、紅葉山庭園は、見事な美しさでした。

それはまさに城郭の大名庭園であり、時間が止まったような、また夢のような居心地さ、やさしさを感じる場です。

現代を生きる慌ただしさの中の憩いの場とでもいいますか、本当に癒されました。

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夕方は、愛知県岡崎市で、家具職人、販売をされているお客さんにお会いしました。

2週間前に生まれたばかりの赤ちゃんともご対面。

ご商売のこと、教育のことなど、色々なお話ができました。


帰って来たのは21時30分。

疲れましたが、丸1日を存分に味わいました。人生はやはり、素晴らしいです。

絶景

昨日、静岡市でお仕事をさせて頂きました。

約束の時間が朝の10時でしたので、5時半過ぎには家を出て、車を走らせました。

道中も順調で、9時過ぎには静岡市内に着いていました。

静岡市は天気が良く、国道を走ると、真正面に大きな富士山が顔を出しました。

新幹線からしか見たことがなかったので、その大迫力には、非常に驚かされました。


お会いしたお客さんはというと、来月にはお子さんが生まれるという、幸せに満ち溢れたご夫婦でした。

帰りに、そのお客さんに教えて頂いた、『日本平』に行って参りました。

くねくねした山道を抜けると、富士山と駿河湾が一望できる、日本平にたどり着きました。

その絶景たるは、本当に美しく、感慨無量でありました。

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7月には、あの山頂にいるのだなぁと想うと、とても不思議な感覚でした。

この4月は、宮島、法隆寺、渦潮、そして富士山と、日本を代表する素晴らしい景色を味わうことができ、本当に有り難い限りです。

美しいものを見ることは、心も美しくなることだと思います。

ご縁に感謝です。

『孤独』とは

名著で100分を観ました。
今回は哲学者、三木清

孤独というものについて、三木清さんはこう意味付けています。



孤独は山になく、街にある。

一人の人間にあるのでなく
大勢の人間の『間』にあるのである。

孤独は『間』にあるものとして
空間の如きものである。



孤独というのは、一人の人間にあるのではなく、人間と人間との関わりにできる『間』という解釈が、非常に腹落ち感があります。

特に現代人にとっての孤独とは、そういったものではないでしょうか。

孤独を避けるように、様々な環境を駆使して繋がりを求める。

しかしながら、その所々に孤独感に襲われている。

若者を中心とした、近年のハロウィン。
繁華街に群れをなすあのニセモノのコミュニケーションは、孤独感を埋めるものというよりは、更なる孤独感を増殖させるようにも思います。

孤独に弱い。それが現代人。

たまには、その孤独というものをしっかり味わうことも、人生を深いものにしていく大切な時間だと思います。

他人に迎合するのではなく、自分の考えを孤独に磨く。

豊かさとは、そういった人間に備わっていくものではないかと思いました。

最後の洗車

車を買い替えるので、今日は家族みんなで、今の車の、最後の洗車をして参りました。

みんなで心を込めて、ありがとうと口にしながら、しっかり磨きました。

家族みんなで、一生懸命に最後の洗車。

心がすぅっと気持ちよくなりました。

これで、後悔なくお別れができそうです。
3年間、ありがとうございました。

色んな思い出が詰まっていますから。


それにしても、暑い暑い一日になりましたね。

今日という日は、今日だけの特別な日。

ありがとうございました

知行合一の会 奈良へ。

毎週金曜日に、教養を身に付けるという目的で、【知行合一の会】という勉強会をやっています。

その勉強会のメンバーで、奈良日帰りの旅に行って参りました。

先ずは、聖徳太子ゆかりの寺院である、法隆寺に参りました。

法隆寺内にある西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築物群だそうで、非常に観る価値がありました。

法隆寺は、多分、小学生の時以来に訪れたと思います。

ゆっくりとした時間と空間、そして寺院、その中で桜がまだ綺麗に咲き誇っている様子は、日常から離れたことを意味し、心が浄化され、非常に和みました。

桜を見て、私の先輩がおっしゃった言葉が、とても印象的に残りました。

それは、

『桜は美しく感じると同時に、哀しい気持ちにもなる。』という言葉です。

私はこの言葉を聞いて、桜が美しいのは、きっと散ることが前提としてあり、限りがあるものだからこそだと思い抱きました。

ゆっくり流れる法隆寺で、浅はかではありますが、自分なりに人生の『わび・さび』を感じました。

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その後、皆で鰻と団子を美味しく頂き、興福寺東大寺に参りました。

興福寺では、先月の歴史ツアーで見ることができなかった『阿修羅像』を拝観することができました。

阿修羅像の美しさは、やはり感動致しますね。

あの表情もそうですが、フォームの綺麗さに見とれてしまいます。

また東大寺の大仏も圧巻です。

東大寺は、なぜか極楽浄土に来れたような気分になります。

門をくぐったとたんに出会うあの大きな園内が、そういう気分になるのだと思います。


奈良公園も、一月違えば全然景色が変わってみえるものですね。

丸一日、現実から離れ、ゆっくりゆっくり過ごすことができました。

しっかり教養をつけ、また日常の中で、しゅぎょうしていこう。

そういったエネルギーを頂きました。

有り難い一日に感謝です。

成長と成熟

成長とは何か、という問いに、1度は悩んだ事があるのではないでしょうか。

成長の意味を調べると、【育って成熟すること】とあります。

成熟とは、十分に実る(成長する)ことです。

では、成熟した時点から、更なる成長はあるのでしょうか。

日本は戦後、素晴らしい勢いで、経済的な成長をし続けてきました。

それによって物質的な豊かさは、大いに満たされていったのではないかと思います。

しかし、バブルが崩壊し、デフレが続き、人口減少、超高齢社会、揺らぐ社会保障制度などなど不安材料がひしめく中、経済成長だけを闇雲に追い求めるような、そんな時代でよいのでしょうか。

確かに、経済成長は資本主義経済の中では、生きる希望になると思います。

健全なインフレも当然、必要だと思います。

しかしながら、今日の日本に、経済だけに成長を求めてもいかんせん、今までのように、うまくいかないと思います。

成熟した日本の中で、更なる発展を成すには、資本主義的な物質成長だけではなく、新しい価値観が必要だと思うのです。

それこそ、フランクルの言う【水平思考】ではなく、【垂直思考】だと思います。

勝ち組と負け組、成功と失敗、得と損など、【水平思考】だけで考えるのは、完全に飽和しつつある資本主義の思考です。

水平思考ではなく、垂直に意味を考え、意味を問う。自分なりの【幸せ】への定義を見いだす。

そういう生き方こそが、これからの成熟社会に必要な生きる知恵だと強く思います。

物質も大事です。それ以上に、物質だけにとらわれない新しい価値。

そういったものを輝かせていきたい。
そう思う今日この頃です。

大塚美術館

昨日は、私の勤める支社の、日帰り旅行でありました。

バスで徳島まで行き、鳴門の渦潮を見学し、フレンチレストランで食事をした後、大塚美術館で絵画を楽しむといったスケジュールでありました。

まずは渦潮ですが、あの鳴門大橋の上から海を見下ろすだけでも、絶景といえるほどの価値のあるものでした。

渦潮は、小さなものが幾つか見ることができました。

瀬戸内海と太平洋の水位差は、最高で1.5m。

この落差と、海峡の幅の狭さや海底の複雑な地形も影響し、早い潮流と、海峡両岸に近い穏やかな流れの境目において、渦が発生するという仕組みだそうです。

自然の摂理の巨大さを、思い知らされました。

後半の大塚美術館は、日本最大級の美術館であり、1,000余点という世界の名画が展示されている美術館です。

といっても本物ではなく、陶板名画を展示しています。

本物と同じ大きさで作られ、原画そっくりそのまま味わうことができるので、非常に見る価値があります。

また、本物と違い陶板焼ですので、今後2,000年は色褪せないそうです。

世界の名画を、気軽に見れるのは、非常に嬉しいものでありました。


感性を刺激する日帰り旅行となりました。大塚美術館は、また家族で行ってみようと思います。

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勉強会で

昨日、私の勤める会社の、入社3年未満の方々を対象にした勉強会で、講師をさせて頂きました。

私が入社してからやって来たこと、または変わってきたこと、それからやろうとしていること、この仕事に対する私なりの定義、想い、人生感、死生観などなどをお話致しました。

私としての感想、というより反省点は2点です。

まず1つ目は準備の大切さです。

約1時間というスピーチをする場合、恐らく3倍程の時間を準備で費やす必要かあると思いました。

話す内容も構成も、そしてイメージも大事ですが、それだけで本番を迎えると、非常に難しい。

この内容を話すのを忘れていた!とか、この話からこう展開したほうが、非常に分かりやすかったとか、後からどんどん泉のように沸き上がってきます。

1時間、しっかり自分でリハーサルをやってみることでした。

そうすれば、今の話はおかしい。これが抜けていたから注意しようなど、より改善点を前に見いだせることが出来たと思います。

2つ目は、改めて前で話す、語ることの難しさを実感したというところでしょうか。

自己満足で終わってはいけません。聞く人があっての講師です。

場の空気、参加者の表情、そして一方通行にならぬような一体感。

それを意識しても、こちらに余裕がなければ、読み取ることはできません。

こういったものは、場慣れといいますが、経験が必要だということですね。

1時間という時間の中で、約15人の参加者にお話致しましたが、全員に意味あるものを届けるなんていうのは、今の私には到底無理な話です。

しかしながら、一人でも二人でも、何かしらの意味ある時間になれれば、私にとってこの上ない喜びでもあります。

勉強会では、講師が一番気付きのある時間になるかもしれません。

良い経験をさせてもらいました。