知行合一の会 奈良へ。
毎週金曜日に、教養を身に付けるという目的で、【知行合一の会】という勉強会をやっています。
その勉強会のメンバーで、奈良日帰りの旅に行って参りました。
法隆寺内にある西院伽藍は、現存する世界最古の木造建築物群だそうで、非常に観る価値がありました。
法隆寺は、多分、小学生の時以来に訪れたと思います。
ゆっくりとした時間と空間、そして寺院、その中で桜がまだ綺麗に咲き誇っている様子は、日常から離れたことを意味し、心が浄化され、非常に和みました。
桜を見て、私の先輩がおっしゃった言葉が、とても印象的に残りました。
それは、
『桜は美しく感じると同時に、哀しい気持ちにもなる。』という言葉です。
私はこの言葉を聞いて、桜が美しいのは、きっと散ることが前提としてあり、限りがあるものだからこそだと思い抱きました。
ゆっくり流れる法隆寺で、浅はかではありますが、自分なりに人生の『わび・さび』を感じました。
その後、皆で鰻と団子を美味しく頂き、興福寺と東大寺に参りました。
興福寺では、先月の歴史ツアーで見ることができなかった『阿修羅像』を拝観することができました。
阿修羅像の美しさは、やはり感動致しますね。
あの表情もそうですが、フォームの綺麗さに見とれてしまいます。
また東大寺の大仏も圧巻です。
東大寺は、なぜか極楽浄土に来れたような気分になります。
門をくぐったとたんに出会うあの大きな園内が、そういう気分になるのだと思います。
奈良公園も、一月違えば全然景色が変わってみえるものですね。
丸一日、現実から離れ、ゆっくりゆっくり過ごすことができました。
しっかり教養をつけ、また日常の中で、しゅぎょうしていこう。
そういったエネルギーを頂きました。
有り難い一日に感謝です。