dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

和望の会

本日、第2回目の『戦争体験者の思いをつなげる会』を、京都は烏丸御池のカフェで、させて頂きました。

名前を変え、和を望むとう意味を込め、『和望(かずみ)の会』とさせて頂きました。


今回は新たに2名の方が参加して下さり、私を含め6名で、平和とはなにか、戦争とはなにかを大いに語らいました。

今回私からは語り部として、大阪で空襲の体験をされた秋山美代子さんのお話を中心にお話をさせて頂きました。

聞いて下さった皆さんが、丁寧に全身を傾け、傾聴して下さる姿に有難いと思いつつも、改めて、人の体験をお話することの難しさを痛感致します。

とくに、私は体験者ではないという点は、変えようもない事実だということ。

ここには細心の注意を払わなければなりません。

誇張したり、感情が入ってしまうと、虚偽になりかねません。

かといって、やはり戦争という事実な、あの経験をされた方々の想いは、しっかり後世に繋いでいかなければならないのも事実です。

まだまだ経験の不足さ故にでる難しさ。

そこと向き合ってまた新たに活動して参ります。

この会に協力頂いた『cafe yokoso』のスタッフ関係者、また来てくださった方々に感謝いたします。

近江商人の町

先週、我々の勉強会『知行合一の会』のメンバーで、滋賀県近江八幡市を訪れました。

いつもは部屋で勉強会をしていますが、メンバー皆で見た『てんびんの詩』という、近江商人の文化や伝統、そして商いとして大切なものを教えてくれる映画がきっかけで、実際の近江商人の町を訪れたのです。

江戸時代に生まれた近江商人には、今も学ぶべき哲学・思想・行動があります。

例えば『三方よし』という言葉はまさにその一つで、売り手、買い手、そして世間が全てよしとする商いをしなさいと言われているのです。

決して売り手の都合で商売をしてはならない。だからこそ、まずは人間を創らなければならない。

商いとは、人間を育てるもの。

最近では、あまりそのような事を考えずに、効率や利益を真っ先に考える企業も少なくないように感じます。


また、近江八幡には近江商人の伝統や文化、歴史を教えてくれる施設が数多くあり、非常に見ごたえがありました。

午後からはロープウェイに乗って頂上に行き、近江八幡の町を一望したり、滋賀県発祥である『たねや』『CLUB HARIE 』のお店、ラ コリーナ近江八幡に行きました。

ここがまた素晴らしい環境でした。

八幡山を背景に草木に囲まれたお店は圧巻であり、壮大な自然と共生するような、ゆっくりと時間の流れる空間でありました。

帰りは東近江市五箇荘の伝統ある町並みや、近江鉄道の風情など味わいながら帰りました。

こういう時間こそが、心の豊さを育むのでしょう。

またこの学びを日々の活動に役立てていこうと思います。

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結婚11年

お陰さまで、4月7日をもちまして
結婚11年を迎えることが出来ました。

4月7日は、必ずみんなで結婚式のDVDを観るようにしています。

11年前、結婚式に来てくださった方々は、
時間をこのために空けて、お祝いを頂いたのです。

改めて感謝したい気持ちが滲み出て参ります。

やはり、支えられているという事を忘れてはならない。結婚記念日とはそんな日になればと思います。

これからも、夫婦で力をあわせる事、仲良く生きること、良識ある行動をしていく事を誓い、家族を大切にして参ります。

家の中でお花見🌸

昨年造った盆栽の桜が、今年も花を咲かせてくれました。

世間では、今年の桜の開花は例年よりも早かったといいますが、うちの桜は昨年と全く同じタイミングで咲いてくれました。

毎日、家族のみんながお水をあげ、話しかけ、思いがなんとか伝わったようにも思います。

長女が即興で、桜の作文を書いていました。

長女の、その感性と気持ちをさらっと文章にしてしまう力は、自分の子供ながらにすごいなぁと感心します。

無事に咲いてくれて、本当に有難うね。

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土佐源氏

🌸『土佐源氏』🌸

を倉敷まで一人で観に行って参りました。

演者は坂本長利さん。88歳の米寿を迎えられ、なんと50年間この土佐源氏をたった一人で演じ、今回が1193回目の公演という、凄まじいお方です。

昨年12月に放送されたNHKスペシャルを観て、50年間同じことを突き詰めてきた方に会いたいという一心で行ってきましたが、面白いもので、同じような思いで来られていた方が現地におりました。

北九州から一人で来られていた女性で、意気投合して仲良くなりました。

こんなご縁も面白いものですね。

土佐源氏とは、山口県出身の民族学者・宮本常一氏著書『忘れられた日本人』に登場する盲目の老人、高知県梼原町で実際に聞き書きした元馬喰(牛馬売買人)の一代記を、坂本長利さんが独演化したものです。

言葉は悪くなりますが、今でいうホームレス(乞食)の人生物語です。

その人生とはほとんどが色もの話ですが、ただ下品というものではなく、一つ一つに無秩序と片付けられれない物語があるから、面白いものです。

美しさも汚らわしさも持ち合わせているのが人間であると、つくづく感じさせられるものがありました。

人間とは弱きもの。そして、その弱さを認められる強さがあるもの。

そんなものが大いに感じられるお芝居でした。

そして、なんといっても坂本長利さんの迫力ある演技には、終始釘付けでありました。


本当に佳いものを有難うございました。

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屋久杉に学ぶ

先日、立命館大学の社会人向けセミナーに参加して参りました。明治維新を中心としたセミナーで、教育、経済、道徳といった人生における大切なテーマでした。

その中で、屋久島に関するお話がありました。

屋久島は皆さんご承知だと思います。
世界遺産にも登録され、今ではパワースポットとされています。また、映画『もののけ姫』でもモデルとなった場所です。

この島の自然、生き物たちは長い年月、何によって守られているでしょう?

それは、樹齢1,000年を超える屋久杉たちだそうです。

屋久杉が長い年月をかけ、育ち、森を作り、外からの害を守り続けているからです。

しかし、この屋久杉というのは、育てるのに一苦労するそうです。それは他の植物に比べて成長が極めて遅いからです。一縄筋ではいきません。

しかし、この成長が遅い屋久杉が、結果的に島を守る無くてはならない存在になっているのです。

これは自然界の摂理であり、また同じ自然界に生きる人間にもあてはまるのではないでしょうか。

とかく明治維新以降、欧米列強の植民地化を逃れるため、日本は強国へと急いで改革を進めました。

そのお陰で、教育も経済も軍事力も、急ピッチで欧米諸国と肩を列べられるぐらいになりました。

しかし、そこには多くの犠牲があった。明治以降の日本は、みんな『何かになるための努力』の時代を生きています。

その何かなるためには競争をして勝っていかなければなりません。

そうすると、暗記型の教育が中心となり、屋久杉のように腰を据えてゆっくり成長していくものは排除されていくのです。

しかし、本来は屋久杉のように、生きる意味、学ぶ意味、道理などをゆっくりゆっくり身につけ、歳を重ねる度に味わいのある人生こそが、本当の意味での『人間形成』なのではないでしょうか。

明治維新以降150年。そろそろ、生きる本来の意味を考えてなおさなければいけない時期が来たように感じます。

お通夜

本日、ニュースなどでも訃報として取り上げられていました、山下弘子さんのお通夜に行かせて頂きました。

弘子さんとは、2015年に知り合いました。

私が当時、会社内で行う大規模な研修の委員長を努めており、研修の講師として弘子さんに依頼し、快諾頂いたことがきっかけです。

彼女は当時22歳。知ったのはたまたまつけたテレビでした。そこには、友人たちとUSJで遊ぶ姿が映っていて、全く闘病しているというものを感じさせない素敵な笑顔が印象的でした。

弘子さんは、がんが発覚したのは19歳。お会いした22歳の時も、治療中の真っ只中でした。

何度か打ち合わせをしていたのですが、公演日前に入院され、退院したのはなんと講演会1日前。それでも辛い顔は一つせず、一生懸命450人の社員に対して彼女の強いメッセージを伝えてくれました。

弘子さんのメッセージに勇気付けられた人は数多くいましたし、私もその一人でありました。

それから、連絡をしたりする時期もありましたが、彼女のFacebookなどで元気な姿を見るたびに、なんとなくの安心感で次第に連絡することを控えました。

結婚したことを知り、がんと向き合っているという事すら忘れてしまうぐらいでした。

それから少し月日が流れ、一昨日。

打ち合わせをしていた時、22歳とは思えないしっかりとした彼女の姿、思考、行動力、そして周りを巻き込む大きなエネルギーが思い出されます。

喪主であったご主人の言葉は、本当にしっかりとしていて、大勢いる参列者一人一人に丁寧に話をして下さっているようでした。

印象的だったのが、死というものを『この世を去った』とか、『帰らぬ人となった』とか、そんな表現ではなく、『新しい人生を歩むこととなりました』と表現された事です。

宗教感というものでは収まらない、弘子さんが生前から持っていた思想を伝えられたように感じます。

出会えて、そして少しでも時間を共にし、お力を下さったことは我々の宝であります。

心よりご冥福をお祈り致します。

焼刻画

私の古くからの友人に、焼刻師として様々な作品を作り出している、才能のある人物がいます。

焼刻とは、木に絵を焼き付けるという独特な技法で、その中でも彼の作品には独創的な世界観を感じます。

週末、彼の作品『鳳凰来儀』を展示した関西展に行ってきました。

この作品のステートメントを、彼はこのように伝えています。

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鳳凰】平和の象徴
中国で、聖徳をそなえた天子の兆しとして現れるとされた、孔雀に似た想像上の瑞鳥(ずいちょう)。
雄を「鳳(ほう)」、雌を「凰(おう)」と言う。

平和の象徴である鳳凰ですが、世の情勢を見ている限り、人類が平和を享受できるのはまだまだ無理だと感じています。
嘲笑うような鳳凰の表情は、人類が平和から程遠い存在である事を意味します。

この地球は人類だけのものではありません。平和の象徴から見捨てられた人類の行き着く先はどこなのか。

いま我々は考えなければいけないのかも知れません。

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大きく優雅に刻まれた鳳凰の目には、確かに人間世界を嘲笑うかのようなものを感じます。

利己主義や拝金主義、貧富の差や差別、宗教や道徳心など、何をよしとするのか世の中は複雑です。

しかし、彼の作品や創作の思いから、『天』というもの感じる生き方をしたいと、私は思いました。

誰もみていなくても、お天道様はみている。お天道様に恥じない生き方。弱い自分を数ミリでも動かしていきたいものです。

人間が地球上に果たすべき役割とは。

その事を一人一人考えなくてはなりません。

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戦争体験者の思いをつなげる会

本日、私の大切な方の御好意によって、私が人生初の語り部として、『戦争体験者の思いをつなげる会』を開催させて頂きました。

京都の烏丸御池にある素敵なカフェ(こちらも大切な方が経営されています)で、ランチをご馳走になり、暖かい雰囲気の中で約1時間半、お話をさせて頂きました。

今回は第1回目ということで、私がなぜ、いわゆる『語り部』を人生の役割としていきたいのか、その思いや経緯を中心にお伝えしました。

ただ、戦争をしていた時代に生きていたというだけで、大勢の方々が、その国策の上の犠牲者となっていたこと。そして、そこには様々な、想像を絶する憎しみや悲しみがあったこと。

そしてその思いは、まだ継続していること。

その事実を風化させてはいけない。

戦争のない平和な世界、元気で明るい未来を作るにはまず、戦争というものがどんな悪であるかを学ばなければいけません。

戦争体験者がどんどん減っていく中、
我々世代に思いを繋げられるよう、微力ではありますが、邁進していきたいと改めて感じさせられました。

このような機会を頂き、
本当に有難うございます。

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城崎温泉

3月17日・18日と、城崎温泉旅行に行って参りました。

両親を連れて旅行にいくという、今年の私の目標が叶いました。

私自身の両親は既に他界していますので、妻の両親、そして妻の姉家族という総勢10人での特別な旅行となりました。

義姉のところには、大学生と高校生の年頃の男の子がいて、義兄も東京で経営者をしているので、集まるのが大変だったと思います。よく来てくれました。

特急こうのとりに揺られ、景色を楽しむこと約3時間で到着。駅前から温泉街という独特な雰囲気を漂わせていました。

何しろ城崎温泉は1300年の歴史があるそうですから、その歴史を感じるだけでも面白いものです。

初日はロープウェイで山頂へいき、城崎や日本海の景色を眺めたり、かわらけ投げを楽しんだり、皆で卓球をしたりして、普段あまりやらないことを味わいました。

そして城崎といえば蟹。

旅館で出た蟹の量の多さには驚きました。後半は味わうというようなものではありませんでしたが、もう無理というほどお腹に蟹が入っておりました。

さて城崎温泉ですから、後は温泉を楽しむ予定ではありましたが、私は温泉に入れないある出来事がありました。

それはまた違う項目で触れますが、3月13日に急遽の手術をしたのです。傷口からばい菌が入らぬよう、温泉は控えなければなりませんでした。

残念ではありますが、足だけはしっかり浸かって、そして甥っ子たちやお義父さんと色んな話が出来たことは味わい深い、良い時間となりました。


2日目は、城崎マリンワールドを楽しみました。

子供たちにとっても、我々大人にとっても、かけがえのないのない時間となったことでしょう。

師匠がよく言う、『Time is life』をまさに感じた2日間です。時間は命そのもの。

一生、忘れることのない命(時間)、本当に感謝です。

城崎温泉で、志賀直哉の『城崎にて』を読んでみました。生と死に対する一つの問いが、私の近況(死生観や手術)ともリンクするところがあって、じわっと心に残るものとなりました。


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