期待≠希望
アドラー心理学研究家の第一人者であり、『嫌われる勇気』などの著者、岸見一郎先生の言葉が、混沌としたこのパンデミックの世界から、とてつもない解放感を頂きました。
「期待」が裏切られても
「希望」は失われることはない
まるで、空を覆っていた分厚い雲が一気に消え去って太陽の光を浴びるような気持ちです。
我々は、我々を取りまくさまざまな問題や課題の解決に期待しています。
また、愛する人、家族、職場の仲間、友達などの身近な人々にも、自分に都合のよいなんらかの期待を抱いて生きています。
期待は、こちら側が抱く単なるエゴかもしれません。だから、裏切られた時に、怒りや悲しみが溢れ出てくる。
しかし、希望は失うことはあっても、裏切られることはない。
希望は、その存在、今そのものを愛することだからです。
もちろん、期待を抱くことそれ自体に良いも悪いもないと思います。
しかし、裏切られた(勝手に思ってしまう)時に、期待(依存)していたのではないか?という事を省みなければ、どんどん苦しくなって、追い込まれてしまうかもしれません。
言葉通りに、期待はやめて希望だけに生きる!というのは、なかなか出来る事ではありません。
が、一喜一憂の瞬間瞬間に、期待と希望を少しでも意識できればいいなぁと思います。
知識を、生きる智恵に!