砂時計
桃の節句も近づき、春らしさを感じるようになってきました。
私もこの2月で40歳になりました。結婚してもうすぐ12年。今の仕事をはじめてからは11年が経とうとしています。人生の時間とは、本当に早いものです。
先日、師匠に人生の時間を例えた、こんな印象的な言葉を頂きました。
「人生は砂時計のようなもの」という言葉です。
砂時計を立てると、上に溜まった砂がくびれた場所を通って下に落ちていきます。
上の砂が【未来】で、くびれている場所を通過するする砂が【現在】、下に溜まっている砂が【過去】となります。
上の砂ばかり見ていると、減っていく残りの時間ばかりが気になります。
しかし、下の砂はどんどん溜まっていきます。過ぎていった時間は無になってしまうのではなく、過去という資産をたくさん溜めているのです。
この砂時計のように、過去とは自分自身がコツコツ溜めてきた豊かな収穫物であることを自覚すると、歳を重ねることは本当に素敵な事だと改めて感じます。
また、過去は『価庫』であるとも言われました。
価値あるものがたくさん詰まった倉庫。
生きることは素晴らしい。
今を大切に味わっていきたいものです。