『言葉にできる』人になりたい。
語彙数というものがあります。
平たく言いますと、知っている、使える言葉の数です。
現代を生きていく為には、当然ながら言葉の習得は必須ではあります。
通常、人間が日常生活を行うために必要な語彙数は、600字だそうです。
600字の習得で、日常的な会話は可能になります。
しかしながら、多種多様な『気持ち』を伝える時には、語彙数が多い人とそうでない人では、伝わり方は違ってきます。
例えば映画を観て感動したとします。
その感動というものは、一言で言い表せない程複雑で、その時々で違います。
語彙数が未熟であると、
『めっちゃ感動した。』とか、『感動して涙が止まらなかった。』のような伝え方で、具体性が欠けてしまいます。
また、美味しいものを食べた時にも、『とても美味しい』ぐらいしか表現が出来なく、探しても見つからない言葉に愕然となります。
伝えたい。できるだけ言葉に変換したい。そんなもどかしい思いを、語彙数の未熟な私は何度経験しているでしょうか。
そんな時に、語彙数が多い人は、具体的に、また的確に伝える事が出切るのでしょう。
そうすると、相手にも具体的に伝わり、お互いにより親密で温かい共感が生まれます。
また、相手の言いたい事も、咀嚼して違う言葉に置き換え、こういうことでしょうか?と確認することも出来ます。
言葉にできるは、人生を豊かにできる。
1日に一言覚えると、1年で365個の言葉を習得できます。
コツコツと地道に、語彙数を増やしたいものです。