我が家のサボテン
2年前に、100円均一のお店で購入したサボテンを、リビングに置いています。
育てるのが下手で、購入時の形からは程遠い姿になっています。
2ヶ月程前も、細く伸びた茎を切り、サボテンの葉の部分を残し、土に入れ、水をあげていました。
そうすると、今朝、妻が気づいたのですが、新しい小さな芽が出て来ていたのです。
家族みんなが喜びました。
サボテンの生命力にも驚かされましたが、どんな環境、状況にも耐え、それでも命を繋いでいく強さに、勇気をもらえたようにおもいます。
ありがとう!我が家のサボテン。
逆上がりの練習
今日は午後から、長女の逆上がりの練習に付き合ってみました。
多くの人が、鉄棒の逆上がりの練習をした記憶があるのではないでしょうか。
私も、練習をした記憶があります。
自転車の練習と、逆上がりの練習は、親の大切な役割のような印象があります。
今回はもうちょっとのとこで断念しましたが、きっと、近々できるようになるでしょう。
諦めずに、頑張ってもらいたいです。
心の才能
シンクロナイズドスイミング日本代表ヘッドコーチである、井村雅代氏の講演会に参加して参りました。
数々の講演会でしか聞けない、テレビでは報道されないようなオリンピックエピソードは、非常に面白いお話でした。
しかしながら、オリンピックで必ずメダルを掴む、その指揮、指導面のお話は、かなり印象に残りました。
特に心に残ったのは、『心の才能』というお話です。
井村コーチは、講演会で全国を回っていると、よくこんな質問を受けるそうです。
『シンクロの選手になるためには、どんな才能が必要ですか?』
それに対して、井村コーチはこう答えるそうです。
『手足が長い。顔が小さい。体が柔らかい。音感やリズム感があるなどなど、あったほうがいいです。』
しかし、それは身体的な才能です。身体的な才能は、恵まれている人、恵まれていない人がいますが、例え恵まれていなくても、動きでカバーできるのです。
しかし、絶対に必要な才能は、身体的な才能ではありません。絶対に必要な才能、それが、『心の才能』なのです。
心の才能とは、何か壁にぶつかったときに諦めず、もっと頑張ろうと素直に思える気持ちです。
これがなかったら、一流になることはまず無理だと、井村コーチは言います。
この才能は、シンクロナイズドスイミングに限りません。あらゆるスポーツ、職業、いや、人生といってもいいでしょう。
すべてがうまくいく人なんて、この世にはいないと私は思います。
様々な壁にぶち当たった時、諦めてしまうのか、それとも乗り越えようと努力するのか、それは、心の才能があるかないかで、大きく変わってしまうのです。
自分にしっかり言い聞かせ、また一歩、成長していきたいと思いました。
真面目とは
真面目とは何でしょうか。
言われたことをきちっとやることも、真面目でしょう。
善悪をきちっと区別し、悪を働かないことも真面目だとおもいます。
しかし、内村鑑三の『真面目』の定義に、ぐっと胸が熱くなりました。
内村鑑三の真面目とは。
その人の眠っている力を呼び起こす態度。すなわち、その人の真の姿、本当の姿が出てくるということなのです。
真面目なる生涯を全うする生き方とは、自分の真の姿で生きるとすれば、どうでしょうか?
非常に考えさせられます。
真面目なる人生。
それは行動の中で現れるのでしょう。
内村鑑三の『後生への最大遺物』、『代表的日本人』は、本当に名著だとおもいます。
もっともっと、読みといていこうとおもいます。
二宮尊徳のリーダー視点
内村鑑三著書、代表的日本人に書かれている、二宮尊徳の素晴らしい視点に感動しました。
尊徳が、農村の開口指導として、村人の働きぶりを見ていた時のことです。
労働者の中に、年老いて一人前の仕事はほとんどできない男がいました。
この男は終始、切り株を取り除く仕事をしていました。
その作業は、骨の折れる仕事であるうえ、見栄えもしませんでした。
男は、みずから選んだ役に甘んじて、他人の休んでいる間も働いていました。
『根っこ堀り』といわれ、たいして注目もひきませんでした。
ところが、二宮尊徳の目は、その男のうえにとまっていたのです。
ある賃金支払いの日のこと、いつものように、労働者一人一人、その成績と働き分に応じて報酬が与えられました。
その中で、最も高い栄誉と報酬をえる者として呼び上げられた人こそ、他でもなく、その『根っこ堀り』の男であったのです。
まさしく、現在に必要なリーダーの目線だと思いました。
仕事というのは、その目だった功績、成果の優劣、上下関係で評価がなされていますが、尊徳は違います。
尊徳は、仕事は仕事であり、仕事における優劣、上下関係を完全に壊したのです。
名著で100分では、優劣、上下をつけたとこれから、問題が発生しているといっています。
仕事を優劣、損や得で判断するのではなく、目の前の仕事を懸命にしていく。
その姿勢を改めて学びました。
明日からまた、引き締めてやっていきたいものです。
藤城誠治 光の楽園展
藤城誠治さんが好きで、天保山で開催されている『藤城誠治 光の楽園展』に、家族で行って参りました。
藤城さんのイベントはこれで3回目になりますが、今回は初めて、長女が進んで行きたいと意思表示をしてくれました。
それは、家にある藤城誠治さんの影絵本、『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』の影響が大きいようです。
藤城さんの作品は、どれも神秘的・幻想的で、優しく、平和を感じます。
そしてどこか懐かしく、温かく、子どもに帰ったような目線で観ることが出来ます。
だから、じわっと、胸の奥から息吹きのようなものが温かく広がってくるのです。
本当に不思議なものです。
子どもたちも、何百という作品を興味を持って一生懸命に観ていました。
私が一番印象に残ったのは、2016年に作成された『平和の世界へ』という作品です。
藤城さんは現在93歳。戦前、戦中という激動の時代を生きてこられました。
慶応時代、親友の舟津一郎さんが海軍予備学生にゆき、藤城さんがあとを追って九十九里浜の香取海軍航空隊へ行かれました。
しかし、先に行った舟津さんは、特攻隊で戦艦にとびこんで亡くなられました。
それを思いだし、昨年、九州は知覧特別攻撃平和会館に行き、舟津さんの名前を見て涙が止まらなかったそうです。
そして、藤城さんのすべてをかけて、平和への祈りを描かれました。
その作品こそが、『平和の世界へ』です。
圧巻の桜と開聞岳、大きな太陽と虹が輝く大空、そこに零戦が神々しく飛んでいく。
平和への祈りを染々感じる作品です。
午後は、天保山の観覧車でゆっくりと平和に暮らせている日本の街を眺めました。
日々、今この命に感謝して、毎日を大切にしたいと感じた1日でした。
いつかは、栃木県にある藤城誠治美術館に行きたいとおもいます。
中高生たちの将来像
今日、会社のミーティングでこんな話題がでました。それは、今の中高生たちの理想の将来像についてです。
私の勤めている会社が、1,000名の中高生に対して調査をしたようです。
思い描く理想の将来像はなんですか?
そんな問いに対し、一番多かった答えは『安定した毎日を過ごすこと』だったそうです。
それに対して、皆色んな意見がありました。
『残念!』だとか、『夢がない!』だとか、そんな意見も多かったように思います。
しかし、私はそうは思いませんでした。
堅実で素晴らしい将来像だと思ったのです。
大きな夢を追うこと、やりたいことにチャレンジしていくことは、大切なことだと思います。
しかしながら、毎日毎日安定した暮らしを継続していくことも、立派な生き方ではないでしょうか。
特に、ネット社会になり、溢れんばかりの情報が良くも悪くも飛び交っています。将来への不安を煽る散文も、非常に多いです。
そんな未来に対して、安定を計るのは人間としての大切な生存欲求だとおもいます。
その中で、自分らしい生きがいを見出だせる大人になってほしいものです。
茨の道であっても、そこに楽しみを感じられますから。
『いい人生は、最期の5年で決まる』
樋野 興夫さんの著書
『いい人生は、最期の5年で決まる』を読んでいます。
この本の中には、生きる勇気、きらきらした希望、エネルギーのようなフレーズが、たくさんちりばめられています。
例えば、変わらないものに苦しみを抱くことを例えとしてこんな一文を残しています。
『顔立ちはもって生まれたものなので、変えようがありませんが、顔つきは自分の考え方しだいで一夜にして変えられます。』という一文。
いくつもの苦しみや悲しみが、容赦なく現れるのが人生です。
苦しみや悲しみを作った現実は変えられはしませんが、自分の心は意味をかえられることができます。
顔立ちを変えようとして、苦しんでいることは多いです。
そうではなく、変えられるものを変える。そう、顔立ちを変える。
そうやって、変えられるべきものに着眼、着手することが、いい人生を作る大きな要素になります。
きらきらとした、暖かい勇気。
たくさん見つけていこうとおもいます。