歩くことで得られる景色
今日は朝早くから、私のお客さまにカレンダーを届けて参りました。
多くは郵送するのですが、私が徒歩圏内でまわれるお客さまには毎年歩いて届けるのが年末の恒例ともなってきました。
約3時間をかけて歩くと、さすがに足腰が痛くなり、疲労もなかなかのものです。
しかし、普段見馴れた、そして懐かしい景色もゆっくり歩いてみれば、色々な発見があるのですね。
ブロック塀に育った青々しい苔、全く知らなかったお総菜屋さんの存在、幼い頃に母と行った市場の帰り道で遊んだ公園、小学校の頃に行ったことのある銭湯、普段はあまり存在感を示さないがクリスマスということで聖歌の合唱が聴こえてくる教会などなど。
ゆっくり歩くスピードでしか見えない、聞こえない、そして味わえない風景をたくさん感じることが出来て、心が温かくなりました。
効率やスピードが求められる世の中ですが、ゆっくり過ごさなければ見逃してしまうような、そんな味わい深いものが世界にはちりばめられています。
その事を、改めて感じることが出来たクリスマスイブでした。