近江商人の町
先週、我々の勉強会『知行合一の会』のメンバーで、滋賀県は近江八幡市を訪れました。
いつもは部屋で勉強会をしていますが、メンバー皆で見た『てんびんの詩』という、近江商人の文化や伝統、そして商いとして大切なものを教えてくれる映画がきっかけで、実際の近江商人の町を訪れたのです。
江戸時代に生まれた近江商人には、今も学ぶべき哲学・思想・行動があります。
例えば『三方よし』という言葉はまさにその一つで、売り手、買い手、そして世間が全てよしとする商いをしなさいと言われているのです。
決して売り手の都合で商売をしてはならない。だからこそ、まずは人間を創らなければならない。
商いとは、人間を育てるもの。
最近では、あまりそのような事を考えずに、効率や利益を真っ先に考える企業も少なくないように感じます。
また、近江八幡には近江商人の伝統や文化、歴史を教えてくれる施設が数多くあり、非常に見ごたえがありました。
午後からはロープウェイに乗って頂上に行き、近江八幡の町を一望したり、滋賀県発祥である『たねや』『CLUB HARIE 』のお店、ラ コリーナ近江八幡に行きました。
ここがまた素晴らしい環境でした。
八幡山を背景に草木に囲まれたお店は圧巻であり、壮大な自然と共生するような、ゆっくりと時間の流れる空間でありました。
帰りは東近江市の五箇荘の伝統ある町並みや、近江鉄道の風情など味わいながら帰りました。
こういう時間こそが、心の豊さを育むのでしょう。
またこの学びを日々の活動に役立てていこうと思います。