素直さとは
素直さってなんだろう。
そんなことを日々考えてきました。
例えば子供のころから、親や学校の先生から、『素直さが大切です。』と教えられてきました。
ビジネス書などにも、『素直な人が一番のびる』と、よく書いています。
しかし、そもそも素直っていう定義は、何なのかは教わってきませんでした。
なんでも、はい!と、言うことを聞き入れることが素直ということでしょうか。
辞書には、
ありのままで、飾り気のないさま。素朴。や、 性質・態度などが、穏やかでひねくれていないさま。従順。
等と書いています。
辞書の中の『素直』の意味は一見、は非常に素晴らしい態度であると思うのです。
しかしながら、教えられてきた素直さを、この意味通りに訳し、この態度で生きていくのは、私はあまり良いことばかりではないと考えてしまうのです。
例えば、ひねくれていないさまが素直であるなら、人から言われたことを何も考えずに、それを受け入れてしまうでしょう。
ビジネスの世界でも、いわゆる『成功』を収めた方々の著書を参考にし、その通りにやれば皆が成功を収めることもありません。
私はふと、考えついたのです。
素直さとは、はい!と聞き入れる真っ直ぐな態度ではなく、
自分の頭で考え、自分はこう思う!という思想を持ち、インスパイアされたその思想を堂々と目の前の人に言える態度だと。
疑う(自分の頭で考える)という手順があって、(自分に)素直な思想が生まれる。
自分で考え、試し、色々やってみる。
失敗したなら、また試す。
その態度こそに自分の価値を見出だすことができ、それこそが素直な状態だと思ったのです。
あくまで、これは私がたどり着いた個人的な考えですが。
『思いやり』とは?
『教育』とは?
『命』とは?
『死』とは?
気になるキーワードはたくさんありますが、それが何かとは、まだまだ定義できていません。
思考を楽しんでいこうと思います。