dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

第74回大阪府戦没者追悼式

今年も、大阪府戦没者追悼式に参列させて頂きました。

先の大戦では、大阪府だけでも12万7000人以上の方々が命を落とされています。

その中には、空襲で亡くなった方、戦地に駆り出され戦闘で、餓えで、そして病で亡くなった方々も大勢いらっしゃいます。

また、若者が中心に戦地に出ていますから、まだ新婚の人、子供がお腹にいる人、生まれてすぐの子供がいる人などが、二度と祖国の地を踏むことなく、国のために命を落とされました。

私は、戦争で身内を亡くした経験はありません。祖父も、満州で大変な苦労をされましたが、日本になんとか無事帰ってこれました。

しかし、一昨年前から私の住む市の遺族会に加入し、理事をさせて頂いています。

それには2つの理由があります。

1つは、日本人である以上、あの戦争は何であったかを正しく学び、少しでも正しい歴史認識を持ち、後世に伝えていく事を生きる理由の一つにしたいこと。

2つ目は、今の平和(言いたいことが自由にまだ言える時代)があることは、紛れもなくあの戦争で犠牲に遭われた方々のご苦労と、その後、懸命に発展をさせて下さった諸先輩方のお陰であること。

戦争の犠牲となられた方々を弔い、追悼することは、私たち日本人としては大切な行いだと思うこと。

その2点に尽きます。

二度とあのような惨禍が繰り返されないよう、学んでいかなければならない。

メディア、マスコミではなく、研究者や歴史家の研究に基づく資料を頼りに、戦争体験者の声を聞き、出来る限りの事実を学ばなければいけないと思います。

政治、歴史、哲学、思想、宗教、団体とは何か。

様々な価値観とプロパカンダ、情報操作と搾取の横行の中で、我々は何を見ないといけないのか。

非常に難しい問題ですが、私が死ぬ時、今より更に良い時代になればと切に願います。