日日是好日
先日、樹木希林さん最後の映画となりました、『日日是好日』を妻と観て参りました。
『お茶』を習うことで、そして続けることによって、今まで気付かなかった音や空気、季節、命の大切さ、そして人の気配りなど、日々に変化がわかるようになるというお話で、とても心が和む佳い映画でした。
映画の中で、特に印象的な言葉がありました。
『人生の中で、すぐにわかることはそのまま通りすぎればよい。しかし、すぐにわからないことは、ゆっくりゆっくり時間をかけてわかればよい。』
また、
『何でも理由を頭で考えればいいのではない。感じればよいこともあるの。』
そして、
『毎回同じ人が集まる茶時でも、1回1回が違うの。だから、ああ、これがこの人たちと会うのが最後かもしれないと思ってその時その時を大切にするの。』
セリフはそのままではありませんが、覚えている範囲で書かせてもらいました。
最後のセリフのことを人は
『一期一会』
といいますね。
昔、携帯も電車も車も飛行機もない時代でしたら、会うこと事態がもっも喜びある時間であとたのでしょう。
そして、もしこの時間が終われば、次本当に会えるかわからない。もしかしたら殺させるかもしれない。病に伏せるかもしれない。
だからこそ、会えた今を本当に大切にする。
命をいまここに集中する。
それこそが、生きることであるかもしれません。
本当に大切なことを気づかせてくれた素晴らしい映画でした。