第7回 和望の会
本日、いつもお世話になっている京都のカフェ『yokoso』で、第7回目の平和学習~和望の会~が開催されました。
この会で、語り部として、というよりは戦争体験者の方々のお話を後世に繋げていく係りとして、毎月お話をさせて頂いています。
今回は、過去最多の9名の方にお越し頂きました。特に20代という若い方の参加が増え、約1時間の話を真剣になって聞いてくださり、その姿に感化されながらお話をさせて頂きました。
話の中心となったのは、12歳で富山の空襲を体験された奥田史郎さんのお話です。
奥田史郎さんの著者、『八月二日、天まで焼けた』より体験談を抜粋させて頂きました。
富山市の空襲は、地方都市としては最大の戦災を受け、約2,500人が亡くなっております。
奥田さんも、お母様をこの空襲で失っています。終戦2週間前です。
たった73年前の出来事です。
よく、1年はあっという間だといいますが、それが73回遡ったら日本は戦争を当たり前のようにしていたのです。
でも、ほとんどの人はよくわかっていません。
私も知りません。
でも無知は怖い。
当時の貴重な体験を風化させてはいけません。我々世代が、次世代に語り継ぐべき物語は、あの戦争を体験された方々の物語です。
学校教育だけではわからないこと、知ることもなかったこたを、微力ではありますが、これからも伝えていけたらと思います。