命日
7月15日。
今日は母の命日であり、亡き父の誕生日です。
朝からお墓参りに行き、午後は自宅で法要をとりおこないました。
夜はお酒を交わしながら、母や父とのさまざまなエピソードを夫婦で語らい合い、改めて今、命があることの尊さをじわっと感じでおりました。
命を授かるということは、いつかその命は亡くなる定めであることは重々わかるのですが、自分の意思でこの体を動かすこと、心を動かすことが出来なくなっても、残ったものの記憶には、何かしら思い出は残せるものだということを、つくづく感じます。
そして、不思議なことにもう会えない両親への『繋がり』だけは、消えることはありません。
そんなことを考えていると、その繋がりの中に生きていること、それだけでも人間の値打ちは計り知れないものがあると思うのです。
孤独を感じることは、人間として健全な感情ではありますし、過剰なほどの『繋がり』を求めたりする弱さも人間らしさではあります。
しかしながら、もうこの命があることが、大切な、かけがえのない命との繋がりでたることを思うと、それだけで生きて行かなければならないと思うのです。
これからもクラクラとするような事も多いでしょうが、エクスパンション(自分を自分以上に見せる)ではなく、身の丈にあった自分のまま、生きていきたいと願います。