2×3=6と3×2=6は違う
掛けるという意味を辞書で調べていましたら、ふと、『2×3=6』と『3×2=6』は違うんだということに、今頃気付きました。
2×3=6という式では、2をかけられる数字、
3をかける数字としているので、2は受動的、3は能動的な働きをしています。
一方、
3×2=6という式では、3がかけられる数字、
2がかける数字となるので、受動・能動的は真逆になるのです。
算数の世界では、結果はどちらも6。
しかしながら、現時的な世界では、能動・受動を真逆にしてしまえば、大変なことが起こります。
例えば、
追いかけられる(算数では掛けられる数)方が犯人で、追いかける(算数では掛ける数)方が警察で、結果は逮捕となるはずですが、これが逆転してしまえば、えらいことになります。
ふと、掛けるという言葉に入っていった時に、おもしろく、また自分の小さな等身大の世界ですが、その世界を駆けめぐることやハッとした発見も、人生の面白さなのかなぁと思います。
そんな思いでインターネットをあさっておりましたら、もっと着眼点が優れていて、教養のある文章に出会いました。
その方の定義はこうです。
掛けられる数学と掛ける数学というのはおかしい。掛けられる数学、掛ける数字ともに選んだのは第3者的な存在であり、式は「AガBヲCニかける」となるというのです。
数字事態に、受動的能動的なものではなく、それを能動的に作成したものによって作られたということなのでしょう。
このような理論にのめり込んでいくことが、とても
愉快で面白いと感じた日曜日でした。