LIFE SHIFT
『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著書を、読み返しています。
長寿化は益々進み、国連の推計によれば、日本の100歳以上人口は、100万人を超える見込みだそうです。
100年生きる時代の到来。
若い、老いの根本的概念が変わる時代が来るといっても、過言ではありません。
そんな時代が到来すれば、『仕事という概念』も、大きな変化が起こると、著者は指摘します。
例えば、現在のライフプランでは、教育期間(プレステージ)、仕事、責任期間(アクティブステージ)、引退、老後(グットタイム)と、3ステージで形成されています。
しかしながらこのプランでは、長寿化が進んだ後、65歳引退後は35年もの老後を過ごすことになります。
それは、金銭面的(年金)でも厳しい現実が待っています。
長寿社会を生きるためには、この既存のライフプランでは、到底、3つのLife(生活、生きがい、命)を満足に味わっていくことが、不可能になるでしょう。
本書では、古い常識(人生プラン)から脱却し、新たなライフプランを形成していかなければならないことを指摘し、具体的に、新たな価値観を用いた生き方を様々な視点から書かれています。
家庭に1冊。
是非持って置かれることをお勧めします。