グローバル化で本当に必要なもの
少しずつですが、わからないなりに聖書を勉強しています。
聖書は全世界で一番読まれている本ですので、これは読まなければと思い、手にはしたものの、非常に難しい(^-^;
世の中はグローバル化が進み、他国語(英語や中国語)を学ぶことは大変立派なことですが、一番大切なことは、自国と他国の文化・伝統・歴史を学ぶことだと私は思います。
他国語は話せなくても、翻訳機の発展がそれを補ってくれます。
しかし、日本の文化のことを聞かれたら、我々はどのくらい明確に教えて差し上げることが出きるでしょう。
また、他国の方々の文化に、どれくらいの興味と関心を持つことが出来るのでありましょう。
実は、そこがグローバル化で一番大切なことではないかと思います。
アメリカ人に、
【なぜ子供の日には鯉のぼりをあげるの?】と聞かれたら、明確に答えられる人はどのくらいいるでしょうか。
流暢に、
【I don't know!】と言えるより、日本語でよいから、明確に言えるほうがいいと思います。
さて、例えになりますが新約聖書では、イエスが無実の罪で処刑されようとするときに、それを行おうとするものに、このようにイエスはいいます。
そのとき、イエスはこう言われた。
「父よ。彼らをお赦しください。
彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」
(ルカの福音書23:34)
無知であるゆえに、間違ったことを人間は犯してしまうという教えです。
人としては性格もいい、本当に優しい人でも、私も含めて無知ゆえに間違いを犯しているかもしれません。
正しく学び、良き先生と出会い、良本を読む。これはいくら時代が変わっても、不易なものだと思います。
世の中のグローバリズムの波に乗ることも大切ですが、それ以上に自国の文化・伝統・歴史を学ぶことが大切だと、強く思います。