広島平和記念資料館
今日は広島で仕事をさせて頂きました。
約2年ぶりの広島。
前回は家族旅行でした。
その時は、広島平和記念資料館が工事のために入れませんでしたが、今年の4月29日にリニューアルされた資料館に行って参りました。
資料館のはじまりは、まだ原爆が投下される前の広島市内の写真が壁に大きく展示されていました。
そこに写る人々。
大人も子供もたくさん写る人々。
この方たちは、あの原爆でどうなったのだろうと思うと、急に緊張感を覚えました。
そして、次の扉の向こうには、原爆投下直後の広島の街がありました。
胸を打たれるのは、投下3時間後の広島。
ボロボロになった服、乱れた髪の毛、うずくまる人々・・・。パネルが大きいので、まるでそこに居て傍観しているかのような錯覚に陥り、言葉は出ませんでした。
また、原爆によって亡くなった子供達が、その時着ていた服が展示されていましたが、どの服も熱や爆風によって無造作に裂け、汚れたものでした。
一つ一つの遺品を見つめていると、胸が一層苦しくなるのです。
一体この子達の人生とは何だったのか。
原爆によって苦しみながら、数日後、数ヶ月後、数年後に死んでいった方々も沢山いらっしゃいました。
辛い体験を絵に残したものもあり、今回はその絵を集めた本を子供達のお土産として買いました。
平和とはなにか。
戦争とはなにか。
日本人は絶対に、考え抜いていかなければなりません。
改めて思う1日でした。