dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

ケーキハウス ツマガリ

今日は一日ゆっくり休みをとって、家族で『ケーキハウス ツマガリ』本店へ出掛けました。

神戸や西宮にお住まいの方なら、ケーキといえばツマガリ!というぐらいの名店です。

場所は阪急甲陽園駅から少し坂を登ったすぐのところ。このあたりは閑静な町並みで、町も古くからあり、とても素敵な雰囲気があります。

ツマガリは知ってはいたものの、行ってみたい!と強く思ったのは、創業者である津曲孝さんの『津曲 孝物語』を読んだことがきっかけでありました。

津曲さんは、幼い頃に両親と生き別れになり、お祖母さんに育てられました。吃音もあり、勉強も出来なかった津曲さんは、同級生からも赤ちゃんとからかわれ、辛い日々を過ごされました。

しかし、吃音を克服したことや、お祖母さんからいつも、お前はできる子だ!という言葉をかけられいたことが自信に繋がったといいます。

15歳で就職のため上京し、17歳のとき、ご縁あってお菓子の世界に入ったそうです。

それから、猛勉強と修行を重ね、わずか17坪の小さなケーキ屋さんを持つことができました。

津曲さんは、算数なら1+1=2だけど、それをなんとか5には出来ないか?と考え続けたそうです。

プラス3。それは、『付加価値』です。

お客さまを喜ばせるための付加価値を一生懸命に考え、創意工夫をする。それが、味に大きな影響を与えたのだと思います。

昨日、家族に『津曲 孝物語』を読み、どういう想いでケーキ屋さんを作ったのかを共有しました。

そして車を使わず、あえて電車を乗り継いでツマガリへ行きました。

午前11時に着きましたが、既にお客さんがいっぱいでした。店の前ではスタッフの方が、温かいお茶を入れ、待っている方々にお渡ししていました。

ありがたいことに、買ったケーキを2階の喫茶店で食べられるということで、ゆっくり味わうことができました。

有名なシュークリームも、ケーキも焼き菓子も、どれも本当に美味しくて、大満足でした。

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長女は一丁前に、今まで食べたケーキの中でも一番美味しかった!と言っていました。

でも本当に美味しかった。

我が家にしては、朝からケーキという贅沢な時間を過ごしましたが、とても価値ある時間でありました。

津曲さん、美味しいケーキを有難うございました!