水鏡天満宮
先日友人たちと福岡に行ったとき、天神にある
『水鏡天満宮』に寄りました。
水鏡天満宮は、天神様こと学問の神様・菅原道真翁をお祀りしていますが、私の氏神様も天神社ということでご縁を感じました。
こちら水鏡天満宮の鳥居の額は、元総理大臣の広田弘毅が小学校の頃に書かれたという事を知り、是非見に行きたかったのです。
広田弘毅が書かれた『天満宮』の文字は、癖のない真っ直ぐで美しいものでした。
城山三郎の『落日燃ゆ』で広田弘毅を知りましたが、文字を見たときに、この方の生き方そのものが表現されていると感じました。
また、神社の歴史については、大宰府に左遷された菅原道真翁が、憔悴した自分の姿を川面に映したことから、水鏡という名がついたという事や、
九州最大の繁華街「天神」の地名は、この神社に由来したもの、
そして以前は今泉にあったものを、江戸時代初期に初代福岡藩主・黒田長政が、福岡城の鬼門にあたるこの現在地に東の鎮守として移動させたことなど、歴史的にも非常に勉強になるものでした。
数十分という時間でしたが、さすがは菅原道真翁。しっかり勉強しなさいと言わんばかりのものでした。