dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

稼ぎ三割 仕事七割

昨日、師匠との勉強会で素晴らしい言葉を教わりました。

『稼ぎ三割 仕事七割』という江戸時代の商人の
言葉です。

『稼ぎ』はお金を稼ぐことであり、『仕事』というのは無償で人の為になることをする、人に喜んでもらうことをするといった意味だそうです。

それぞれに費やす割合が三割と七割。

江戸時代の商人たちは、この割合を大切にしてきたといいます。

素晴らしい精神です。

今や拝金主義や物質的豊かさこそが、『幸福』の象徴とされる先進国の中、このような精神、またこのような割合で生きていきたいものだと思います。

そのためには三割の時間で、生活が出来ないといけないのですが、これはこれで現実的には難しいものがあります。

しかし逆に考えると『労働と賃金の割合』を考えれば、少々のサービスは、『稼ぐため』ではなく、『喜んでもらうため』のものとして捉えられることが出来るのです。

『稼ぎ十割』主義ではなく、少しずつでもいいので、『仕事』という割合が増やせるように、創意工夫や努力を惜しまないでやっていきたいと思います。

その先には、人に喜んでもらえるという、何よりも有難い報酬があるのですから。

そして、それこそが心の豊かさを作り、その延長上に、日本がげんきになる!と思うのです。