dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

一本の鉛筆

先日参加させて頂いた、大阪大空襲を経験された
秋山美代子さんの講演で、一曲の歌を紹介下さい
ました。

美空ひばりさんの『一本の鉛筆』という歌です。

この歌は、昭和49年8月9日の第一回広島平和音楽祭で、実行委員長の古賀政男さんプロデュースで書き下ろされたものです。美空ひばりさんの声や表現も素晴らしく、また歌詞にも非常に心うたれるものがありましたので、ここに歌詞を書いておきたいと思います。


一本の鉛筆

【作詞】松山善三 【作曲】佐藤 勝

あなたに 聞いてもらいたい
あなたに 読んでもらいたい
あなたに 歌ってもらいたい
あなたに 信じてもらいたい

一本の鉛筆があれば
私は あなたへの愛を書く
一本の鉛筆があれば
戦争はいやだと 私は書く

あなたに 愛をおくりたい
あなたに 夢をおくりたい
あなたに 春をおくりたい
あなたに 世界をおくりたい

一枚のザラ紙があれば
私は子どもが欲しいと書く
一枚のザラ紙があれば
あなたを返してと 私は書く

一本の鉛筆があれば
八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば
人間のいのちと 私は書く



一本の鉛筆と一枚のザラ紙があれば、皆さんは何を書きますか。秋山さんは参加者にそう問いかけておられました。そんなシンプルな中にこそ、本当に大切な本質的なものがあるのだと思います。

一本の鉛筆と一枚の用紙を用意し、何を書きたい自分がいるのか、じっくり向き合うのも良いと思います。