美しいものと汚ないもとは分離できない。

美しいものだけを見ていたくても、
それが出来ないのが生きているという事だと
思います。

美しいものと汚ないもとは
分離できないものだと思います。


楽しいことがあれば、
苦しいことも多大に味わう。

真実だけ聞きたくても、
嘘だってこの先、往々にして聞かされるでしょう。


以前、あるテレビ番組で、東大名誉教授の
姜 尚中さんが、こんな事を話されていました。

『インターネットが進み、人は見たいもの、興味のあるものしか見なくてよくなった。其れゆえに、見たくないような現実を突き付けられた時、それを不幸としか受け止められない』と。


生きていると、なぜ私はこのような辛い思いを
しなければならないのかと、報われない自を
憐れむことが誰にだってあると思います。

しかしながら、そういった体験こそが、
生きる上で大切な情緒、優しさ、心の豊かさを
生涯発達させていくのではないかと思うのです。

見たいものだけを見る。
それでは真の幸福にはなれない。

真の幸福とは、さまざまな体験の中にこそ
培われていくものだと思います。

美しいものと汚ないもとは分離できないのです。

それを認めるだけでも、人生は大きく
変化すると、最近はよく思います。