でんでんむしの かなしみ
新美南吉の、
『でんでんむしのかなしみ』という絵本を、
師匠に教わりました。
今の皇后さまが、
『何度となく、思いがけない時に記憶によみがえってきた』とおっしゃられた物語です。
でんでんむしはある日、自分の背中の殻の中には、かなしみがいっぱい詰まっていると気づくのです。
そして、仲間のでんでんむしに
その事を打ち明けます。
何びきもの、同じでんでんむしに話をすると、だんだんとある大切なことに気づいていく物語です。
シンプルで短いお話ですが、大人の私にも元気をもらえる、素敵な絵本でした。
心にしみる、素敵なお話が
この世界にはたくさんありますね。
ありがたいものです。