鏡餅のみかん
お正月にお飾りをする鏡餅ですが、一番上にみかんをのせる意味をご存知でしょうか?
今日、歴史に詳しい先輩に、日本の知恵、伝統や精神を一部教えて頂きました。
みかんは、古くから『だいだい』と言われ、薬としても重宝されたようです。
そんな貴重なだいだいを鏡餅にのせることにより、先祖代々(だいだい)、栄えるように願いが込められているそうです。
また、鏡餅の下には、『ゆずりは』と『うらじろ』という葉を敷いています。
ゆずりはは、若葉が出だすと、前年の葉がそれを譲るように落葉する性質をもっています。
その事から、『良縁を子孫に譲り、家族の繁栄を祈る』という意味が込められているそうです。
また、うらじろは、裏を返しても心は白いという意味をもち、夫婦円満の象徴であると言われました。
鏡餅ひとつにも、これだけの日本の素晴らしい知恵や精神が込められていることを知り、改めて先祖の偉大さを思い知らされました。
来年のお正月には、ちゃんとした鏡餅を飾り、その精神を大切にしようと思います。
先輩に感謝。
ありがとうございます。