dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

与える力

ビジネスにおいて、与えるというその対象になるのは誰でしょうか。

コーチングの先生が、私に質問されました。

私は、他人(顧客)だと答えました。
人が与えられる対象は、自分以外という意味です。

しかし先生の与える対象は、『他人』だけではありませんでした。

先生は、『自分』も対象であるといいます。

与える力のある人は、他人にも自分にも与えることができる人です。

自分はいいから、他人の為に自己を犠牲とする行為は、他人に与えられても、自分に与えてあげることはできません。


松下幸之助は、一人で事業を成功したでしょうか。

リンカーンは、一人で奴隷解放を行ったのでしょうか。

世にいう成功者は、周囲を巻き込み、自分にも与えてくれる仲間がいるからこそ、偉業を成し遂げたと思うのです。

周囲に与え、周囲から与えられる。
先義後利とは、そういうことです。

そうおっしゃられた先生に、与え下手な自分と、真のビジネスというものを教わったように思います。