ソーラン節
昨日、長女(小学3年生)の通う学校の運動会が開催されました。
台風の影響で平日開催となりましたが、それでもたくさんの保護者の方々が、子供たちにエールを送っていました。
娘の通う学校では、紅白に別れ、点数制で競い合うので、リレーや騎馬戦、大玉転がしなどは白熱するので本当に面白いものです。
また、競い合う競技以外には、学年ごとの演技がありますが、長女の学年は『ソーラン節』を披露してくれました。
法被のような衣装をまとい、激しく、そして大きな声をあげて踊るソーラン節は、本当にカッコよく感動的でありました。
印象的だったのは、入場門に集まっていたときです。
先生が、『今日はいよいよ本番!今まで一生懸命やってきたことを精一杯やりきろう!』と、子供たち一人一人に伝えるような真剣な目付きで、力強くエールをおくっていたのです。
ああ、この先生は真心を込めて指導されてきたんだなぁと感じました。
あとから聞いたのですが、その先生はソーラン節が終わった時、一人涙を流されていたそうです。
そしてこの先生は毎年、自分の受け持った学年の生徒たちの演技を観ては、泣いているといいます。
生徒たちのため、熱く真剣に指導される先生がいることを嬉しく思うと同時に、先生と生徒たちには、よい信頼関係が生まれているんだと、安心致しました。
今年の運動会も、本当に感動しました。子供たちに感謝です。
娘の誕生日
昨日9月21日は、長女の誕生日でした。
9歳になり、いよいよ『つ』のつく最後の歳になりました。
昔の人はよく、数え年でいいますが、そうすると10歳です。
なぜ昔の人が数え年を使うのかというと、人間が言葉を話せるようになるのは、まず聞くことができるからです。
聞くことから人生はスタートをする。
という事はつまり、お腹の中にいる時から、お父さんやお母さんの話す言葉を聞いている、人生がはじまっているとして、生まれた時から1歳と数えたと聞きました。
娘がこれからどんなものに興味と関心を持つかはわかりませんが、その材料をたくさん与えてあげられる第一人者は、親であるとおもいます。
誕生日を祝ってあげる事はもちろんですが、親として何がしてあげられるか、これからも常に考え、提供できればとおもいます。
人生3つのムダ遣い
人生には3つのムダ遣いがあると、以前師匠に教わりました。
まず一つは、『お金のムダ遣い』です。
これは誰しも思い付くものではないでしょうか。あー、あんなもの買わなくてよかった!など、所謂浪費のことを指すといってもよいでしょう。
二つめは、『時間のムダ遣い』です。
やるべきことを後回しにして、だらだらテレビを見てしまった・・・。こんな時間を過ごすのではなかった!と後悔してしまうこと、ありますよね。
そして最後の一つ。これが人生で一番のムダ遣いだと師匠はいいます。
それは、『心のムダ遣い』です。
相手が何も思っていないのに、あの態度はこう思っているに違いない!とか、人と比べて、あの人には負けている、この人よりはまし!など、優越感と劣等感を行き来する心です。
この事がどれだけ人生を浪費させ、エネルギーを無くしているかということを、自覚しなければなりません。
出来るだけ、この3つのムダ遣いを無くすことが、豊かな人生を創る大きな要素だと思います。
特に心のムダ遣いを注意し、本日も味わって参ります。
うんち でた表
9月に入り、朝晩は涼しい風が吹くようになったことで、幾分か過ごしやすくなりました。
エアコンの風より、やっぱり自然に吹き抜ける風の気持ち良さを改めて実感します。
さて、8月の後半から我が家では、長女作の
『うんち でた表』をはじめました。
これは毎日、排便があったかどうか、また形はどうだったかということを家族みんなが書き記す、健康チェックシートです。
この『うんち でた表』はトイレの扉に貼ってあり、すぐに書き込むことができます。
これによって、便秘が何日続いたのか?健康な排便が出来ているかどうか、一目で家族がわかります。
季節の変わり目は、どうしても体調が崩れやすいので、体内の健康を維持していけたらと思います。
長女は佳いものをつくってくれました。
Art of life
今朝3時過ぎ、北海道で大変大きな地震がありました。
私には平取町にお客さまがいます。
ご無事を祈るばかりです。
近畿では、一昨日大型台風がありましたね。
家のベランダからみる景色の中に、目を疑うようなものが沢山ありました。
木の枝葉やゴミが空中を舞い、付近の駐車場の塗炭屋根が剥がれて地面を打ち付け、電線からは火花が散り、火災も発生していました。
そして自宅付近で大きなトラックが横転しました。
台風の最中、呆然と景色を見ていることなど生まれて初めての経験です。
停電が続いた家もたくさんあります。今もなお、停電してる家があるといいます。
今年は特に、災害を身近に感じます。
災害という『リスク』は常、私達の側に存在するという意識を持たなければなりませんね。
『命』を守るために必要なもの。
それは想いではなく、『技術』です。
まさに、"Art of life"が必要だとおもいます。
リスクは "control" と "finance" に別れます。control(コントロール)は、最悪の状況を免れるための【回避】、finance(ファイナンス)は、最悪な状況からお金や保険によって普通の状態に【回復】させることです。
この2つを『リスクマネジメント』といいます。
技術の集大成です。
リスクはしっかり学んでいくこと。これからの人間に最も必要になると思います。
融資に魂を込めろ。
9月3日放送の【プロフェッショナル 仕事の流儀】を見ました。
広島信用組合の理事長である山本明弘さんが出演。72歳とは思えないエネルギッシュな方。
出社はなんとAM5:00。各支店長の日報を入念に読み込むと、その後は自身で生み出された日課の体操。6:40には融資実行をするか否かを決定する役員審査に入ります。
山本さんは時間のある限り、お客さんの会社にアポイントを取らずに出向きます。アポを取らないのは、普段のままの会社の状態や、従業員がイキイキ働けているかを見るためです。
信用組合の融資先は、従業員300人以下の地元中小企業に限られています。その融資を決定する大きなポイントとして、その会社が『真面目に愚直に仕事に取り組んでいるか』という点にあります。
だから現場に出向き、金を追うな!人を追え!と言い聞かせているのです。
また、返済が滞ってしまった企業があれば、真っ先に出向くと言います。そして、お金を返せ!ではなく、『お客さんが気落ちしていないか?』『いち早く正常に働けるよう何かできないか?』という問題解決に徹するのです。
金融機関は、『最後の砦として、守る』為に存在しなければならないと山本さんは言います。
若い頃は業績を上げることで精一杯だったそうです。そうなれば、お客さんを見る余裕など見えるはずがない。そう気づいた時、企業との向き合い方を変えたそうです。
相談がなくでも会いにいく。
融資の数じゃなく、お茶を飲む回数を数える。
そうする姿勢によって、徐々にお客さんの悩み、相談が増え、この会社に今必要な融資が理解出来てきたと言います。
そして、融資は『貸してやるではなく、使って頂く。』という強い信念が芽生えたのです。
また、融資実行の際に、この会社のことだけを考えるな、この会社が地域にとってどれくらい必要であるか、そこまで考えろと若い支店長に叱咤するシーンがありました。
表面的で上っ面なことで支援するのはつまらんよ。支援するなら本腰入れて支援する。
『融資に魂を入れよ!』と。
融資によって、お客さんが『よし!頑張ろう!』と意欲が沸くものになる支援。まさに魂の支援です。
最後に、プロフェッショナルとはと聞かれ、山本さんはこう答えています。
『プロと言うのは、普通のことを普通に、当たり前のことを当たり前に、そして、継続・集中・徹底すること。それがプロだ。』
私の仕事もそうですが、誰もがこのような生き方、働き方が大いに参考になると思います。
本当にお客さんの力となるために、私も研鑽していこう!面白がって挑戦していこう!と熱が入った次第です。
8歳の娘とセミナーへ
午前中は次女のスイミングに、そして午後からは月1度行われている、JR西日本あんしん社会財団主催の『いのちのセミナー』に、8歳の娘を連れて参加してきました。
娘とセミナーに参加するのは、人生で初めてのこと。当然、娘もセミナーは初参加です。
家を出るときから『ドキドキとワクワクがとまらない!』と高揚した気持ちを抑えられない様子で、セミナー用に購入したノートを手に、電車を待っているときから気持ちや状況をメモするという様子でした。
セミナーは立命館大学の大阪いばらきキャンパスで行われました。とても立派で素晴らしい建物が、高揚している娘に追い討ちをかけるような興奮材料となりました。
会場は、600席を埋め尽くす程の盛り上がりでした。
それもそうです。今回のスピーカーは、宇宙飛行士である山崎直子さんだったからです。
山崎さんは、2010年にスペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗され、宇宙に行きました。
驚いたのは、宇宙に行くまで11年間の訓練期間があったことです。
さまざまな訓練をし、宇宙ステーションのサポート業務をこなし、11年の歳月を経て宇宙に行くのですから、これはすごいです。
宇宙に行って驚かれたのは、地球から上空へ向かって出発したはずなのに、宇宙に出て初めてみた地球は、窓の頭上から見えたことだと言われました。
宇宙には、上下の概念がないということをまじまじと感じたと言います。
無重力で1ヶ月過ごし、無事地球に帰ってこられたとき、窓から見えた緑の芝生をみたとき、日常のごくごく普通の景色が一番美しいと感じたそうです。
実は宇宙に行って、一番の気付きはそこだとおっしゃっていました。
感謝の反対は当たり前。
当たり前にあるものこそ、本当に有難い、感謝そのものであるということを、私もあらためて考えさせられました。
最後に、山崎さんが大好きな言葉を紹介されていました。それは、【wonderful(素晴らしい)】という言葉です。
wonderは未知なもの。
fulはたくさん。
未知でわからないものがまだまだたくさんある。だから素晴らしい。
未知なる世界を一つ一つ拡げていくことで、新しいものを知っていける。
娘は終始ノートにメモをとり、初のセミナーをとても楽しんでおりました。
娘にとっては、本当に佳い経験となるセミナーでありました。