dantelのブログ

日々の心境、思想、学び、気づき等を書き留めています。いつか、後世への遺物となることを願っています。

便利の数だけストレスがある。

ふと世の中を考えてみますと、実に便利なものが増えた事に気づかされます。

例えば、スマートフォン

これさえあれば、電話も映画も音楽も、買い物だって出来てしまいます。

私が生まれた38年前には、こんなものはありませんでした。

スマートフォンがあれば便利になった分、ストレスも増大したように思います。

例えば、メールやLINE等で連絡をとっていても、なかなか返事が無かったり、既読がつかないと、まだ見ていないのか?と、不満を抱く時があります。

また、スマートフォンを家に置いたまま出掛けますと、それだけで、『仕事の連絡は入っていないかな?』等、ソワソワしてしまいます。


便利を求める欲望が極大化するにつれ、そのお供にストレスは付いてくる。

そして、便利に頼るゆえに、ストレスに弱くなる。

市場経済は、更なる便利を開発していくでしょう。

しかし人間は、相反する『精神の高み』を学んでいかなくてはならないと思う、今日この頃です。

国旗

2歳9ヶ月の次女は、国旗にとても興味を持っています。

というのも、お風呂場に世界地図を貼っており、その地図の周りには、たくさんの国旗が並んでいてるので、お風呂でいつも国当てゲームをしているからです。

今日は、会社の行事でした。
会社の行事が終り、帰りに家族みんなで紀伊國屋書店によりました。

その時に見つけました。
国旗の辞書びきえほんです。

世界の国旗、国を紹介する辞書です。

早速購入しましたが、帰ってから夢中で読んでいます。

そして、子供の記憶力には驚かされます。

2歳でも、20ヶ国ぐらいの国旗は直ぐに覚えます。もしかすると、私の方が覚えが悪いかもしれません。

子供たちにとって、家にあるもの全てが成長の資本です。

できるだけ、良い資本をおいてやりたいものです。

『言葉にできる』人になりたい。

語彙数というものがあります。

平たく言いますと、知っている、使える言葉の数です。

現代を生きていく為には、当然ながら言葉の習得は必須ではあります。

通常、人間が日常生活を行うために必要な語彙数は、600字だそうです。

600字の習得で、日常的な会話は可能になります。

しかしながら、多種多様な『気持ち』を伝える時には、語彙数が多い人とそうでない人では、伝わり方は違ってきます。

例えば映画を観て感動したとします。

その感動というものは、一言で言い表せない程複雑で、その時々で違います。

語彙数が未熟であると、

『めっちゃ感動した。』とか、『感動して涙が止まらなかった。』のような伝え方で、具体性が欠けてしまいます。

また、美味しいものを食べた時にも、『とても美味しい』ぐらいしか表現が出来なく、探しても見つからない言葉に愕然となります。

伝えたい。できるだけ言葉に変換したい。そんなもどかしい思いを、語彙数の未熟な私は何度経験しているでしょうか。

そんな時に、語彙数が多い人は、具体的に、また的確に伝える事が出切るのでしょう。

そうすると、相手にも具体的に伝わり、お互いにより親密で温かい共感が生まれます。

また、相手の言いたい事も、咀嚼して違う言葉に置き換え、こういうことでしょうか?と確認することも出来ます。

言葉にできるは、人生を豊かにできる。

1日に一言覚えると、1年で365個の言葉を習得できます。

コツコツと地道に、語彙数を増やしたいものです。

『足を運ぶ』とは

今日は月1回の、師匠との勉強会でありました。

この勉強会は、全身全霊で師匠の言葉、態度をキャッチしたくなる、尊い時間です。

本日も、一言では言い表せない、沢山の気づきを頂きました。


その中で一つ、印象に残った言葉を書き残します。

お客さん宅などある場所まで行くと、よく、

『こちらまで足を運んで頂いてありがとうございます。』と言われます。

目的地へ行くことを、『○○まで足を運ぶ』と言います。

足を運ぶとは、すなわち身体を運ぶということです。

身体とは、【命】であると師匠はいいます。

身体を使って目的地まで行くということは、言い換えれば、命を運んでいるのです。

という事は、この命を使って、本当にふさわしい場所へ命を使って(運んで)いるのか?という問いに変えられるのです。

たった一度の人生であり、いつ終りがくるかわからない人生を、私たちは生きています。

その中で、この尊い命を何に使うのか。
どこに命を運ぶのか。

その意識こそが、本当のやるべき方向へ命を使うことになっていくのです。

命を大切にすることで、行動が変わります。

何のために、この命を使いますか?

いつ終わるかわからない尊い大切な命を、価値あるものにしていきたいものです。

本の帯は語ってる ~本購入のルール~

毎月、本を10冊ほど購入しています。
年にすると、ざっと120冊です。

では、昨年私は何冊の本を読んだかといいますと、
50冊です。

単純に計算しますと、70冊はまだ読んでおりません。

しかし、我が家の【本購入】に限ってのルールは、それで良しとしています。

この本に興味が湧いた!魅力を感じた!読んでみたい!そう思った時に買わなければ、恐らく買うことも読むこともないと思うからです。

本は出会った時こそ、購入のタイミングなのです。
いつか買おう!と思ったいつかは、私の経験の上ではやってきませんから。

また、読んでいなくても、本があるという事こそが、我が家の資本になります。

例えば、買った本を本棚に並べますと、本の帯(タイトル)が常に見えます。

帯は語っています。

人生のどこかのタイミングで、自分自身の心境や興味と、本の帯とがびしっと繋がった時がきます。

その時こそが、その本を読む絶好のタイミングです。

そのタイミングで、本がなければ、読む機会を失うかもしれません。

ネットでは、うわべな情報は探せても、本質はなかなか発掘出来ないと思うのです。

そこにあるかないかで明暗を分ける。
本というものは、そういった財産だと私は自負しています。

読書会

f:id:dantel:20170320222810j:plain地元の古書店、たられば書店で行われました読書会に、家族4人で参加させてもらいました。

読書会のタイトルは、なんと、

~見えないものが見えますか?~

というミステリアスで興味深いものです。

富安陽子さんの作品、『オバケ屋敷にお引っ越し』を題材にし、著者御本人も登場され、総勢11人の参加で大いに盛り上がりました。

参加者の中には、なんと名古屋から来られた方も!

私は当初、富安陽子さんが読み聞かせをしてくれるものだと、勘違いしていました。

内容はそうではなく、富安さんを囲んで、ディスカッションしていくというものでした。

しかしそれが非常に面白いものでした。

見えないものを見たことは?
もし見えないものが見えるなら、何を見てみたいか?
そんな問いかけに、皆さんの色んな空想が部屋中に充満し、楽しいものでした。

本当にあっという間の時間でした。

後半は、この作品の中で作られているシフォンケーキを、店長の奥さんが実際に作ってくださり、皆さんで美味しく頂きました。

また、富安さんがサプライズで、絵本を1冊、そしてまだラフ画時点の世に出ていない絵本を1冊、子供たちのために読み聞かせをして下さりました。

一気に娘たちの目の輝きが変わりました。


この読書会の中で、富安さんがとても印象的なことをおっしゃられていました。

大学などで講演をされるとき、学生さんに、『どうしたらこんなに沢山物語を作れますか?』『どうしたら、こんな発想が浮かぶのですか?』と質問をされるそうです。

富安さんはおっしゃられます。

その問いは、作家として一つの場面であって、全体像ではありません、と。

富安さんは、作家に必要なものは、膨大なインプット力だと言います。

日常の何気ない場面でも、常に絵本の題材になるものはないか?と関心を抱き、着眼点を見出だそうとされているそうです。

そうしない限り、題材は枯渇します。

インプットした様々な日常からヒントを得て、アウトプットの作業に移る。

このアウトプットも面白いもので、夢で見たものを絵本にしたものがあると紹介されました。

そこまで深く深く追求するからこそ成し得るものだと思います。

これはどんな仕事、生き方にも精通するものだと思います。

日々の何気ないものでも、興味を持ち、疑問を持ち、着眼し、深く考え、着手していく。

だからこそ、味わい深い人生になっていくんだと思います。

今日は家族で素晴らしい時間を共有でしました。有難うございました。

ロングヘアーからショートヘアーへ

長女が、なんと2年以上ぶりに
長く伸ばした自慢のロングヘアーから、バッサリとショートヘアーに変身しました。

せっかく腰ぐらいまで伸ばした髪の毛です。なかなか決断までには時間がかかりました。

しかしながら決断すると、早く切りたいという一心にかられ、当初予定をしていました春休みを前倒しにして、今日美容院に行ったようです。

やると決めたら妥協しない。

彼女の性格が露になった日でもあります。

久しぶりのショートヘアー。

楽しんでくれればと思います。

西郷隆盛と明治維新に迫る

本日は、大阪歴史博物館にて行われました、かごしま学特別講座~西郷隆盛明治維新に迫る~ を受けて参りました。

会場には250人が受講されていましたが、殆どがご年配の方々でした。多分、私が一番若かったと思います。

スピーカーには、志學館大学教授、鹿児島県立図書館館長である、原口泉さん。

また、西郷塾塾長の安田荘一郎さんが、奄美で過ごした西郷さんの姿をお話くださいました。


政治家は失敗が許されない。軍人も失敗は許されない。政治家である勝海舟は失敗がない。

しかしながら、西郷隆盛の人生は、失敗の連続であった。

それでも西郷隆盛が慕われたのは、紛れもなく心で生きたからである。

そうおっしゃられた原口さんの言葉に、胸が熱くなりました。


また、西郷さんが過ごした奄美の島々での伝記、奥さんの愛加那さんとのエピソードなども、なかなか興味深いものでした。

そして、西郷さんと愛加那さんとの子、二代目京都市長であった菊次郎さんの話も多分にありました。

菊次郎さんの人物像には、非常に興味を持ちました。

会場には、菊次郎さんの玄孫が来られていましたので、皆さん凄く喜ばれていました。

大塩平八郎にも、西郷さんは影響を受けていたようです。


教えてもらわなければ、知ることができない事が沢山ありますね!

改めて、この講演会を教えてくれた仲間に感謝致します。

ありがとうございました。

また、このタイミングで師匠に、『不忘念』という言葉を教えて頂きました。

御釈迦様の最期の教えと云われる、「八大人覚」の一つだそうです。

正しい教えをいつも忘れず、心に持ち続けること。

そんな日々であるように、努力して参ります。

中耳炎

久しぶりに、中耳炎になりました。

耳の痛みと、何かが耳の穴を塞いでいるような感覚。

子供の頃には、風邪をひくたびに中耳炎になっていました。

子供の頃の、あの懐かしい感覚です。復刻版のようです。

昨夜、治療を受けました。3連休の前に病院に行けて良かったです。

少し聞こえにくい右耳ですが、期間限定です。違和感を味わうことに致します。

大好きな番組

大好きな番組、『あらすじ名作劇場』。

この番組を観ると、本当に心が浄化され、安堵感、幸福感に満ち、ゆっくりとした何とも言えない時間を過ごす事ができます。

番組は毎週、様々な歴史的な名作を取り上げ、その内容を研究し続けてこられた先生をゲストに、解説をして頂きます。

ストーリーテラーであり、音読役の平泉成さんの優しい人柄と声。

自然な振る舞いがすごく上品な、MCの本仮屋ユイカさん。

そのユイカさんの横で、いつも温かなコメントでフォロー下さる小川義男先生。

内容は勿論ですが、このお三方の人間性がじわっと伝わってくる様が、本当に心地よさを極めます。

こんな番組がもっと増えれば佳いなぁと思います。

こんな気持ちで眠る夜は、幸せです。