本の帯は語ってる ~本購入のルール~
毎月、本を10冊ほど購入しています。
年にすると、ざっと120冊です。
では、昨年私は何冊の本を読んだかといいますと、
50冊です。
単純に計算しますと、70冊はまだ読んでおりません。
しかし、我が家の【本購入】に限ってのルールは、それで良しとしています。
この本に興味が湧いた!魅力を感じた!読んでみたい!そう思った時に買わなければ、恐らく買うことも読むこともないと思うからです。
本は出会った時こそ、購入のタイミングなのです。
いつか買おう!と思ったいつかは、私の経験の上ではやってきませんから。
また、読んでいなくても、本があるという事こそが、我が家の資本になります。
例えば、買った本を本棚に並べますと、本の帯(タイトル)が常に見えます。
帯は語っています。
人生のどこかのタイミングで、自分自身の心境や興味と、本の帯とがびしっと繋がった時がきます。
その時こそが、その本を読む絶好のタイミングです。
そのタイミングで、本がなければ、読む機会を失うかもしれません。
ネットでは、うわべな情報は探せても、本質はなかなか発掘出来ないと思うのです。
そこにあるかないかで明暗を分ける。
本というものは、そういった財産だと私は自負しています。
読書会
地元の古書店、たられば書店で行われました読書会に、家族4人で参加させてもらいました。
読書会のタイトルは、なんと、
~見えないものが見えますか?~
というミステリアスで興味深いものです。
富安陽子さんの作品、『オバケ屋敷にお引っ越し』を題材にし、著者御本人も登場され、総勢11人の参加で大いに盛り上がりました。
参加者の中には、なんと名古屋から来られた方も!
私は当初、富安陽子さんが読み聞かせをしてくれるものだと、勘違いしていました。
内容はそうではなく、富安さんを囲んで、ディスカッションしていくというものでした。
しかしそれが非常に面白いものでした。
見えないものを見たことは?
もし見えないものが見えるなら、何を見てみたいか?
そんな問いかけに、皆さんの色んな空想が部屋中に充満し、楽しいものでした。
本当にあっという間の時間でした。
後半は、この作品の中で作られているシフォンケーキを、店長の奥さんが実際に作ってくださり、皆さんで美味しく頂きました。
また、富安さんがサプライズで、絵本を1冊、そしてまだラフ画時点の世に出ていない絵本を1冊、子供たちのために読み聞かせをして下さりました。
一気に娘たちの目の輝きが変わりました。
この読書会の中で、富安さんがとても印象的なことをおっしゃられていました。
大学などで講演をされるとき、学生さんに、『どうしたらこんなに沢山物語を作れますか?』『どうしたら、こんな発想が浮かぶのですか?』と質問をされるそうです。
富安さんはおっしゃられます。
その問いは、作家として一つの場面であって、全体像ではありません、と。
富安さんは、作家に必要なものは、膨大なインプット力だと言います。
日常の何気ない場面でも、常に絵本の題材になるものはないか?と関心を抱き、着眼点を見出だそうとされているそうです。
そうしない限り、題材は枯渇します。
インプットした様々な日常からヒントを得て、アウトプットの作業に移る。
このアウトプットも面白いもので、夢で見たものを絵本にしたものがあると紹介されました。
そこまで深く深く追求するからこそ成し得るものだと思います。
これはどんな仕事、生き方にも精通するものだと思います。
日々の何気ないものでも、興味を持ち、疑問を持ち、着眼し、深く考え、着手していく。
だからこそ、味わい深い人生になっていくんだと思います。
今日は家族で素晴らしい時間を共有でしました。有難うございました。
ロングヘアーからショートヘアーへ
長女が、なんと2年以上ぶりに
長く伸ばした自慢のロングヘアーから、バッサリとショートヘアーに変身しました。
せっかく腰ぐらいまで伸ばした髪の毛です。なかなか決断までには時間がかかりました。
しかしながら決断すると、早く切りたいという一心にかられ、当初予定をしていました春休みを前倒しにして、今日美容院に行ったようです。
やると決めたら妥協しない。
彼女の性格が露になった日でもあります。
久しぶりのショートヘアー。
楽しんでくれればと思います。
西郷隆盛と明治維新に迫る
本日は、大阪歴史博物館にて行われました、かごしま学特別講座~西郷隆盛と明治維新に迫る~ を受けて参りました。
会場には250人が受講されていましたが、殆どがご年配の方々でした。多分、私が一番若かったと思います。
スピーカーには、志學館大学教授、鹿児島県立図書館館長である、原口泉さん。
また、西郷塾塾長の安田荘一郎さんが、奄美で過ごした西郷さんの姿をお話くださいました。
政治家は失敗が許されない。軍人も失敗は許されない。政治家である勝海舟は失敗がない。
しかしながら、西郷隆盛の人生は、失敗の連続であった。
それでも西郷隆盛が慕われたのは、紛れもなく心で生きたからである。
そうおっしゃられた原口さんの言葉に、胸が熱くなりました。
また、西郷さんが過ごした奄美の島々での伝記、奥さんの愛加那さんとのエピソードなども、なかなか興味深いものでした。
そして、西郷さんと愛加那さんとの子、二代目京都市長であった菊次郎さんの話も多分にありました。
菊次郎さんの人物像には、非常に興味を持ちました。
会場には、菊次郎さんの玄孫が来られていましたので、皆さん凄く喜ばれていました。
大塩平八郎にも、西郷さんは影響を受けていたようです。
教えてもらわなければ、知ることができない事が沢山ありますね!
改めて、この講演会を教えてくれた仲間に感謝致します。
ありがとうございました。
また、このタイミングで師匠に、『不忘念』という言葉を教えて頂きました。
御釈迦様の最期の教えと云われる、「八大人覚」の一つだそうです。
正しい教えをいつも忘れず、心に持ち続けること。
そんな日々であるように、努力して参ります。
中耳炎
久しぶりに、中耳炎になりました。
耳の痛みと、何かが耳の穴を塞いでいるような感覚。
子供の頃には、風邪をひくたびに中耳炎になっていました。
子供の頃の、あの懐かしい感覚です。復刻版のようです。
昨夜、治療を受けました。3連休の前に病院に行けて良かったです。
少し聞こえにくい右耳ですが、期間限定です。違和感を味わうことに致します。
大好きな番組
大好きな番組、『あらすじ名作劇場』。
この番組を観ると、本当に心が浄化され、安堵感、幸福感に満ち、ゆっくりとした何とも言えない時間を過ごす事ができます。
番組は毎週、様々な歴史的な名作を取り上げ、その内容を研究し続けてこられた先生をゲストに、解説をして頂きます。
ストーリーテラーであり、音読役の平泉成さんの優しい人柄と声。
自然な振る舞いがすごく上品な、MCの本仮屋ユイカさん。
そのユイカさんの横で、いつも温かなコメントでフォロー下さる小川義男先生。
内容は勿論ですが、このお三方の人間性がじわっと伝わってくる様が、本当に心地よさを極めます。
こんな番組がもっと増えれば佳いなぁと思います。
こんな気持ちで眠る夜は、幸せです。
サムライJAPAN
サムライJAPAN、強いですね!
どんなにピンチを背負っても、ここぞという場面で流れを一気に変える。
選手たち一人一人が、自分の役割を果たし、躍動感あるプレーを魅せてくれる。
そして、球場にいるファンの応援が後押しをしている。
特に、ピッチャーがボール先行したときに自然発生する皆の拍手には、感動を覚えます。
日本が一つになっている。
皆がチームの勝利のために。
スポーツは素晴らしい。
社会も、一人一人が誰かのために頑張る。そんな風になれば幸せです。
のどか村
日曜日、奈良県は信貴山にある【のどか村】に家族で遊びに行きました。
当初の目的はイチゴ狩りでしたが、なんと開園前から300人が押し寄せ、我が家が着いた頃には終了しておりました。
それでも施設内には、自然や遊べる施設がたくさんありましたので、のんびり、ゆっくりと遊ぶことが出来ました。
羊や山羊に餌を与え、うさぎや鶏をじっくり見たり、アスレチックで遊んだり、家族みんなで初めて釣りなんかも体験しました。
釣りをしていると、隣にいた親子の釣竿に、魚がかかったのです。
鯉だと思いますが、かなり大きくて迫力があり、あれを見ただけでも釣りをした価値がありました。
それから、妻が作ってくれたお弁当を広場で食べました。
青空で食べるお弁当は、格別に美味しいものですね。
お弁当を食べた後は、みんなでバドミントンをして遊びました。
ゆったりとした時間を、自然の中で過ごす事は、心に養分を与えているようで、本当に心地のよいものです。
今の年齢で、家族で過ごす時間は、当然ながら今しかありません。
何気ない時間だけど、かけがえのない時間。
そんな時間を、有難う。
喜びも悲しみも幾歳月
昨日は同級生の三回忌でした。
亡くなった彼がよく行っていたbarで、追悼の意を込めて語り合う。
彼の死は、残念ながら自死でありました。
母は居なく、長年お世話をしていたお父さんも亡くなられ、そこから生きる目的を失ったように聞いています。
悩み、哀しみ、生きがい、希望など、価値観は人それぞれです。
ですが、人は弱い。
だからこそ、共有しあい、人生を紡いでいく仲間が必要だと思います。
昨日も、その彼を入れて6人で、たくさんの想い出を語り合いました。
生き合っている。
それを噛み締めて、一日、一日を大切にしていきたいと、改めて思いました。
そして、3月11日は東日本大震災から6年が経ちました。
人生は、喜びも悲しみも幾歳月。
日々是好日。